2つの思考

「できない思考」と「可能思考」。人には、この2つの思考があります。

「できない思考」は欠けているところに目が行くので、どんどん不安や恐れを感じて、マイナスイメージが沸き出てきて、行動できない状態をつくります。一方で、「可能思考」は足りていることを見るので、気持ちも満たされプラスのイメージが沸き出てきて、スムーズに行動ができるようになります。

その時々で自分はどの思考で物事を見て判断しているかによって、行動に差が起きることを理解しておきましょう。

言葉を換えてみる

表現を換えるだけで、可能思考に転換することができるのです。ただし逆もしかりですので言葉や思考で使う言葉とその表現には、しっかり意識を向けることが大事なのです。これを別の表現でお伝えすると、フレームを変えることで、できない思考を克服することができる方法となるのです。

人は、欠けているところ、不完全なもの、失敗などに意識と視線が自然と向くのが普通です。できたこと、やれたことがあるにもかかわらず、できなかったこと、上手くいかなかったことに意識が向いてしまうのです。

この辺りが、自己肯定感を高める壁なのかもしれません。一方で、そこに反省や気づき、学びと改善があったからこそ、人類はここまで成長発展を遂げてきたことも事実です。

学校の勉強でも就活でも、他者から欠けているところや不完全なものなどを指摘されることで、自分のマイナス面に意識が向き過ぎることがクセとなっている人が、少なくないように感じます。あなたもどこかで見聞きしたことがあるのではないでしょうか。私たち日本人の多くは、自己肯定感が低い傾向にあるという話です。

このことがいいとか悪いとかではなく、個人的には残念に思うのです。

人は誰にでも可能性があます。自分の力を信じる自身や勇気を自身に宿して欲しいと思います。

特に就職活動を経て社会に出るみなさんには、一度しかない人生で自分は何を成し遂げたいのか、可能思考で深考、熟考することの大事(人生で重要なこと)に気づいて欲しいと願うのです。

ある思考を総動員して、人生で何をやりたいのか、どんな人間になりたいのか、どんな人に影響を与える人になりたいのか、などなどを自分の中で1つずつ明確にしてゆくのです。

小林秀雄と岡潔の対談の中で「無明」という言葉が出てきますが、あなたの人生の大事を無名のままで学生生活を終えるようではダメだと今日はお伝えします。

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