進捗状況から考察する

2024年を迎えて今日が66日目となります。こういう話をすると、時間経過の速さにフォーカスした話題が多いのですが、今回は違う視点の話です。

多くの人が年末年始に今年の抱負や目標を立てられたと思うのですが、その実現のための行動をどのくらい実行されているでしょうか?

進捗状態で考えると、①予定通りの進捗状況、②予定を上回る進捗状況、③予定を下回る進捗状況の3つに大きく分類できますが、あなたの状況はどうでしょうか。

たとえば、あなたは①だったとします。おそらくあなたは、これまでの人生でも①を繰り返してきた人でしょう。そして、これからの人生においても同じことを繰り返して生きていかれるでしょう。

実はこの話は、①だけではなく、②も③も同じことが言えます。こう話すとよく③の人から「いやいや今回はわけあって③になっただけで、普段は①か②だ…」といった話しを伺うことがあるのですが、その事実は違うことが少なくありません。

個人差はありますが人は、12、13歳くらいまでに自分の思考や行動の基本パターンを築き上げ、以後はそのパターン通りの思考・行動を繰り返すのです。となると、前述で③と回答をした人はヤバイな、という話です。

わかりやすくお伝えすると、私たちの行動は心の現われと言えます。普段からラクな道を進む人は、これまでも、ラクな道を歩んできているでしょう。そしてこれからも、同じように意思決定を繰り返すでしょう。

一方で、少し困難に思われても挑戦する道を進む人は、これまでも果敢に挑む道を歩んできたでしょう。そしてこれからも、同じように意思決定を繰り返していくでしょう。

あなたの心の中にある価値観がベースとなって意思決定が行われ、行動となります。その行動はいずれ習慣化します。習慣化した行動が積まれるなかで品性が形成されるのです。そして品性は人生の質を引き寄せるのだと思うのです。

今のままでいいのか、気づきを得て自己変容を目指すことが自分にとって良いのかは、自分で決めるしかありませんが、前述の回答が③であった人は、自己に向き合う勇気を持つことが大切です。自己変容は容易なことではありませんが、厳しく難しいものと考えることもありません。

ここで大切なことは、「他者にどう思われるか」ではなく、「自分がどうなりたいのか」を深く考えてみることです。ここでよくお伝えしている自己認識(Self-awareness)の第一歩がこれにあたります。就活で取り組む自己分析もこの視点が最も大事なことだと考えています。

目標を立て、しっかり計画を立てたとしても、結果として計画倒れを招くパターンには、次の原因があるとされています。

  1. 単に計画を忘れてしまっているだけ
  2. 覚えているけど先送りしているだけ
  3. 何から手をつけていいのかわからないだけ
  4. 忙しすぎて手が回らないだけ

心当たりのある項目があるでしょうか。

特に25年卒学生の閔さんは、就活解禁となったこの時期だからこそ、いま一度ご自分が立てた活動計画をチェックしてみてください。上に挙げた4つの言い訳が入り込む隙がないものとなっているでしょうか。限られた時間のなかで行う活動ゆえにムリ・ムラ・ムダがないように気をつけたいものです。

あなた自身が納得して就活を終えるその日まで、後悔がない活動を実践するためにも計画と初動が大切です。しっかり整えておきましょう。

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