マイナビが発表した結果によると、23年卒大学生・大学院生の6月15日時点での内々定率は、74.1%(昨年比+5.0pt)であったことが調査(6,281名の学生が回答)で明らかになりました。
平均内々定保有者数は2.3社(前年比+0.2社)で、企業の採用意欲の高さが伺えます。


内々定保有者のうち、現時点で入社予定先を決定していると回答した割合は68.5%(前年比+4.4pt)でした。

決めた理由としては、次の回答が多く挙げられていた。
- 説明会で興味を持ち、選考を経て志望度があがったから 52.2%
- その企業の業務内容をやってみたいと思うから 39.5%
- その企業の社員の不インキや人柄が自分に合っていると感じたから 39.1%
- その企業の社風が自分に合っていると感じたから 35.6%
内々定をえら学生に対して、注力し、その結果として内々定につながったと思う活動を尋ねたところ、最も多かった回答は「自己分析」(36.3%)で、次が「面接対策」(24.4%)でした。就活の軸となる自己分析と選考を進める上で大切な面接対策を挙げた学生が多いことは、心から自分が納得した形で就職活動を終えたいと考える堅実な学生が増えていることではないかと思います。現在就活を継続されている学生や後輩学生には、留意しておきたいポイントです。
自己分析と回答した理由

自己分析がどれだけできているかは、ESや面接の結果に大きく影響を及ぼします。そして、何よりも一度限りの自分の人生をこれからどう生きていきたいかの想いや考えをある程度でも持っている人とそうでない人とのあいだには、どうしても差分が生じるものです。採用担当者が見逃さないポイントでもあります。
面接対策と回答した理由

面接管は話を聴くプロと心得ておくと、話すよりも何を伝えるかを明確にしておくことが重要であることが理解できると思います。就活の場面に現れる聴くプロは、その多くが数年から数十年、さまざまな学生の話を聴き込んでいます。つまり、その場だけの口先なのか、額面通りの話なのか、本心なのか、を見抜くのです。
つまり、その学生が有言実行タイプか、無限実行タイプか、口先だけのタイプなのかに無意識で分類していることが少なくありません。テクニカル面よりも、自己分析に基づくあなた自身の想いや考えをどう表現するかを頭に汗を流して考えることが大事です。