24年卒学生を対象にしたインターンシップに関する調査結果が公表されました。(調査対象:24年3月卒業予定の全国の大学3年生・大学院修士課程1年生、調査期間:2022年5月18日 ~5月25日、回答数:1,189人)
参加意向9割超
インターンシップや仕事研修プログラムへの参加意向については、「参加したい/参加する予定」が理系文系どちらも9割を超え、全体では94.5%と参加意欲の高さが伺えます。

参加したいプログラム(種類/形式/時期)
参加意向がある学生に、参加したいプログラムの種類を尋ねたところ、「インターンシップ」「1day仕事研究プログラム」が共に9割近くとなり、就業体験を伴うプログラムを希望する学生が大半でした。一方で、就業体験を伴わない「業界研究・会社研究プログラム」は半数未満でした。
13日に三省(文部科学省・厚生労働省・経済産業省)合意したインターンシップのルール見直しの影響もあり、今後は就業体験を伴う最短でも5日以上の汎用的能力・専門活用型インターンシップ、2カ月以上の期間を持つ高度専門型インターンシップに注目が集まるように思われます。



参加したいプログラム内容
具体的にどのようなプログラム内容のものに参加したいかの質問に対しては、「業界や企業の概要を理解できるもの」が最も多く87.7%で、次が「実際の職場を見ることができるもの」82.1%でした。
参加したプログラムを通して、仕事内容の理解を深め、就職先の志望を定めたいという学生の意向が伺え、この点は正直な学生の本音のように思えます。
今回の結果だけで断定はできないが、先に決まったインターンシップの新ルールは学生にとっても企業にとっても利のあるものになったのではないかと思われます。
