インターンシップ選考面接の準備

GW期間中は、いかがお過ごしになられましたでしょうか。さて、24年卒業予定の皆さんにとっては、いよいよ就職活動を本稼働させる頃合いとなりました。

経済状況や世相を反映しやすい新卒採用ですが、今年はインターンシップと採用の取り扱い方について新しい方向性が明確になったこともあり、新卒採用/就活活動の改革の年になりそうです。

6月に入ると夏季インターンシップの募集が本格的になります。近年では、インターンシップに参加するためには本選考並みの選考をクリアしなければならない企業が増加傾向にあります。一方でインターンシップに参加を希望しているが、どんな準備をしておくとよいのか分からないという学生も少なくないようです。今回は、その準備として必須事項を紹介します。

自己理解を深めておく

インターンシップだけでなく就職活動においても、エントリーシートや面接などを通して、あなた自身の考えや価値観といった個人の特性が確認されます。

あなたが当たり前と思っていることが、他者にも当たり前となることにはならないのが世の常なのです。自分自身を客観視して、パーソナリティーを把握することが必要となります。たとえば、あなたが大切にしていることは何か。あなたの考え方や感情の傾向など、自己分析を通して自分を知ることが重要なのです。

インターンシップの選考面接では、あなたのパーソナリティーを見極めるためにも、深掘り感のある質問や問いがあるものです。自己を知るためにも自己分析にはその深さ、広さ、高さをもって自分自身と対峙する時間を持つことが何よりも大切です。

自分専用のテンプレートを作成しておく

自己分析を進め、自己理解がある程度できてきたら、並行して文章を作成します。多くの企業は、400文字前後でエントリーシートの提出を求めています。そのため頻出質問については、事前に準備しておくことが大切な準備となります。エントリーシートの提出時期は一定の時期に集中する傾向にあります。特に複数の企業にエントリーをおこなう学生にとっては、就職活動をより効率化するためにも大事なことです。

以下に面接における頻出質問をいくつかご紹介します。

あなたの人柄/人間性に関わる問い

  1. 自己紹介をお願いします。
  2. あなたの強み・長所を教えてください。
  3. あなたの弱み・短所を教えてください。
  4. 学生時代で最も頑張ったことを教えてください。
  5. 頑張れた理由は何ですか。
  6. 学生時代に出した成果を教えてください。
  7. 卒業研究の内容を教えてください。
  8. アルバイトの内容を教えてください。
  9. 課外活動の内容を教えてください。
  10. サークルやクラブ活動の内容を教えてください。
  11. 属している組織でのあなたの役割を教えて下さい。
  12. リーダーシップを取った経験はありますか?
  13. まわりの方のあなたへの評価を教えてください。
  14. 学生時代に学んだ事は何ですか。
  15. 自分の大学生活を一言で表してください。
  16. 成功体験を教えてください。
  17. 失敗体験を教えてください。
  18. 今まで一番感動したことを教えてください。
  19. 今までで一番うれしかったことは何ですか。
  20. 今までで一番悔しかったことは何ですか。
  21. あなたが一番長く続けてきたことは何ですか。
  22. 〇〇大学に入った理由を教えてください。
  23. 履修した中で、最も有意義な授業を教えてください。
  24. 〇〇研究室に入った理由を教えてください。(理系院生)
  25. 休学/留年した理由を教えてください。
  26. 趣味を教えてください。
  27. 尊敬する人を教えてください。
  28. 今まで一番感動したことを教えてください。
  29. あなたの大切にしている言葉を教えてください。
  30. あなたの夢を教えてください。
  31. 今後のキャリアプランを教えてください。
  32. 5年後、10年後の自分について教えてください。

企業/仕事に関わる問い

  1. あなたにとって仕事とは何ですか。
  2. 仕事で大切だと思うこと何ですか。
  3. 仕事のやりがいは何だと思いますか。
  4. 仕事を通じてどのように成長したいですか。
  5. 仕事とプライベートはどちらが大切だと思いますか。
  6. 当社の業界の存在意義は何だと思いますか。
  7. 当社の業界に必要なものは何だと考えていますか。
  8. 当社の業界は今後、どうなっていくと思いますか。
  9. 当社を志望する理由を教えてください。
  10. 当社に興味を持ったきっかけを教えてください。
  11. 当社の印象/イメージを教えてください。
  12. 当社の理念や、ビジョンについてどのように考えていますか。
  13. 当社の強みや事業戦略についてどのように考えていますか。
  14. 当社のサービス、商品の魅力を教えてください。
  15. 当社の弱みはどこだと思いますか。
  16. あなたが入ることによって、当社は何が変わりますか。
  17. あなたの強みを当社でどのように生かせますか。
  18. 当社に入社したらやりたいことを教えてください。
  19. 当社から最も何を得たいですか。
  20. この職種を希望する理由を教えてください。
  21. この職種はどのような仕事だと考えていますか。
  22. この職種で最も大切なものは何だと思いますか。
  23. 当社の志望順位は何番目ですか。
  24. 他にどのような企業を受けていますか。
  25. もし当社に落ちたらどこの企業にいきますか。
  26. 大企業としてのデメリット(転勤,年功序列等)に関してどのように考えていますか。
  27. ベンチャー企業としてのデメリット(不安定等)に関してどのように考えていますか。
  28. 残業はありますが、どのように考えていますか。
  29. 土日勤務することも稀にありますが、どのように考えていますか。
  30. 一生、当社で働きたいと考えていますか。

スキル・人間力を測る問い

  1. パソコンのスキルを教えてください。
  2. 語学のスキルを教えてください。
  3. TOEICの点数を教えてください。
  4. 研究成果を出してください。(研究室)
  5. プログラミングスキルを教えてください。(エンジニア)
  6. 開発言語、開発環境を教えてください。
  7. ポートフォリオを見せてください。(デザイナー)
  8. デザインスキル(フォトショップ、イラストレーター等)を教えてください。(デザイナー)
  9. 普段、情報収集をどの媒体で行なっていますか。
  10. 最近、気になるニュースを教えてください。
  11. 最近読んだ本を教えてください。
  12. その本で何を学んだのか教えてください。
  13. 〇〇という書籍は何部売れると思いますか。
  14. 〇〇にキャッチコピーをつけてください。
  15. 今、世界で〇〇をしている人は何人いるでしょう。
  16. 1000万円あるとしたら、何に使いますか。
  17. 〇〇の売上を伸ばすためにはどのような施策が考えられますか。
  18. 〇〇の入場者数を増やすためにどのような施策が考えられますか。
  19. 無人島に3つ持っていくなら何を持っていきますか。
  20. あなたが総理大臣になったら日本にどんな施策を行いますか。
  21. 活躍するビジネスマンの条件とは何だと思いますか。
  22. これから成功するビジネスは何だと思いますか。
  23. 不景気の原因は何だと思いますか。
  24. インターネットによって、今後何が変わりますか。
  25. コミュニケーションはどのように変わっていますか。
  26. ソーシャルメディアを使って何ができるようになりましたか。
  27. 一つ夢が叶うとしたら何をお願いしますか。
  28. 今日の面接で学んだこと、成長したことは何ですか。
  29. 本日の面接は何点だったか教えてください。
  30. 面接後、何をしますか。
  31. あなたのことをどのように評価していると思いますか。
  32. 最後に何か質問はありますか。
  33. あなたは今日、この場で就職活動をやめることはできますか?

伝わる話かたを量稽古する

頭では理解しているのに、その準備を実際におこなった人が極めて少ないのが「伝える」練習です。インターンシップでは、面接に慣れていない学生が多く、一人ひとりの違いが最も現れるところです。エントリーシートに素晴らしい文章を書いたとしても、面接であなたの思いや考えをしっかり伝えなければ選考では次のステップに進めないのです。

就職活動で最も大事なことは、あなた自身を自社の未来の人財として採用担当者に伝えられるか否かなのです。自己理解を深め、自己アピールの内容の整理できていれば、話す内容を簡潔にまとめることができるようになります。あとは、あなたの話を相手に伝えることです。この部分はあなたの練習量が問われるものです。だから量稽古が必須なのです。

自己分析⇒自己理解を深める一助といて

自己理解を深め、自己を知るために有効なツールとしてTA心理学(交流分析)の学びがあります。弊社では、日本交流分析協会認定インストラクターがご要望に合わせて学習会や個別指導をさせていただいております。ご興味がございましたら、こちらからお問い合わせください。

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