自分の成長を重視 9割

25年卒を対象に「就活において、『自分自身が成長できそうか』を重視ますか?」と尋ねたところ、「重視する」と回答した学生が43.5%でした。「どちらかと言えば重視する」42.2%を合わせると、就活で「自分自身が成長で競うかを重視する」と回答した学生が9割に迫っていました。

「自身の市場価値を高めたい」「時代の変化に応じて、スキルを習得していきたい」「絶対に転職をすると決めているわけではないが、いつでも転職できるスキルや知識は持っておきたい」「社会に貢献するためには、自分自身がセ記帳し続ける必要があると思う」などの声が挙がっていました。

「成長できそうだと思う企業の特徴」には、「相談しやすい環境がある」が73.1%で最多でした。次いで、「研修が充実している」71.1%、「仕事を通してスキルを身につける機会がある」58.2%となりました。

成長できそうだと思う企業の特徴の結果をみて最初に思ったのは、「随分甘いな」です。まず、「若手にも積極的に仕事を任せる」ことを望む前に、入社1年目であってもその立場で仕事ができる自分自身になることを目指して、精一杯経験を積んで実務能力を磨くことが、自己成長の本来の姿ではないかと思うのです。そうするからこそ同期と比べ昇進昇格も早くなるように自らの行動で引き寄せることができるものだと思うのです。

また、自分のキャリアを考える機会とは具体的に何を意味するのか不明瞭なのですが、ストレートに言うと、企業は利益追求が第一です。個人のキャリアは各自自己責任の上で考えることが基本です。

ただし、上位の人に相談が安心安全にできることはとっても大切なことです。職業人としても人生の先輩としても、経験豊富な上司や上長に相談できる環境があることが大事なことだとは思います。逆に、個人のキャリアプランを考える機会を会社で提供しなければならないほど業務が多忙かつ長時間であるとするならば、別の視点で本当にその会社で自己成長が望めるか、を考え直してみる必要があるようにも思われます。

アレもコレもして欲しい!といった要望のすべてが悪いこととは言いませんが、「クレクレ星人」に成り下がることがないよう気をつけることも大事かと思うます。

就活における成長を考えますと、その活動を通して得た気づきや学びから、あなたの思考や行動がどのように成長したのかを言語化できることが大事なことではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

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