前回は25年卒予定学生を採用側である人事担当者への調査をご案内しました。今回は25年卒予定学生を対象にしたインターンシップ等についての調査からです。
企業セミナーやグループワークなどのプログラムを実施する「オープン・カンパニー」に「参加したい」と答えた学生は67.7%と7割に迫る学生が参加に意欲的であることが分かりました。
オープン・カンパニーに参加したいと回答をした学生からは、
- まずはセミナーやワークを通じて、業界や企業のことを知りたい
- オープン・カンパニーに参加して、興味を持った企業の就業体験に参加したい
といった声があげられていました。
就業体験が可能はインターンシップについては、78.1%の学生が「参加したい」と回答していました。オープン・カンパニーと比べると10.4pt上回る結果となりました。実際に就業体験が可能なプログラムに学生の関心度が高いことが伺えます。
就業体験ができるインターンシップに参加したいと回答をした学生からは、
- インターンシップを通じて、具体的にどのような仕事をするかイメージを持ちたい
- 実際に体験してみることで、仕事への適正も分かると思う
- 企業の雰囲気を知りたい
- 仕事体験を通して、選考に参加する企業を決めたい
- 折角参加するので、体験を通じてより多くのことを学びたい
といった声が寄せられていました。
約8割の学生が、就業体験ができるインターンシップへの参加を希望していることから、新ルールで5日以上という時間制約以上に、体験学習への関心と選考に繋がる機会への参加への意欲が伺えました。
また、就業体験の形式では、「リアル」34.7%、「どちらかといえばリアル」27.0%で、6割超(61.7%)の学生が実際の現場での体験を望んでいることが明らかになりました。
- リアルのほうが、企業の雰囲気を体感することができると思う
- 実際に経験することで、その仕事に向いているか、向いていないか分かると思う
といった声が学生から聞かれ、本来のインターンシップの意図目的に沿った参加を多数の学生の存在に頼もしさを感じました。