7月から動いていることは、「遅い」じゃない――まだ内定を持っていないあなたへの本音

7月に内定がないことは、終わりじゃない――まだ動いているあなたへ、本音のエール

こんにちは、あなたらしく輝ける未来を共に創造して、キャリア形成や就活の支援をおこなっている【あおラボ】です。

「7月になっても内定がない。もう遅いのだろうか」「周囲は次々と就活を終えているのに、自分だけ取り残された気がする」「このまま内定が取れないのではないかと、夜も眠れない」――今、そんな状況の中でこの記事を読んでいる27年卒の学生に、あおラボは伝えたいことがあります。7月に内定がないことは、就活の終わりではありません。そして、あなたが諦めずにここまで動き続けていること自体が、すでに大切な力の証拠です。就職みらい研究所の調査(2026年6月1日時点)では、27年卒大学生の内定率は77.2%でした。残りの約2割強の学生がまだ就活を続けています。あなたは一人ではありません。この記事では、7月以降の就活をどう戦うか――夏採用の実態、振り返りの方法、そして諦めないための考え方を、本音でお伝えします。

Chapter 1 「7月に内定なし」は異常じゃない――あなたはひとりじゃない

まず最初に、「7月に内定がない」という状況の実態を正確に理解することが大切です。焦りと不安の中にいると、「自分だけが取り残されている」という感覚が生まれますが、データが示す事実は少し違います。

1-1 データで見る「7月に内定なし」の実態

就職みらい研究所の調査(2026年6月1日時点)によると、27年卒大学生の就職内定率は77.2%でした。言い換えれば、6月1日時点でまだ約23%の学生が内定を持っていません。さらに進路確定率は57.3%にとどまり、4割以上の学生がまだ就職先を決めていない状況です。6月1日以降、7月に入ってもまだ就活を続けている学生が一定数いることは、統計的に明らかです。

また、キャリタスの調査(2026年5月1日時点)では内定率76.0%と報告されており、就活の最盛期が過ぎた後でも、多くの学生が内定を取得し続けています。「7月になったら採用が終わり」は思い込みです。7月・8月・9月にかけて採用を継続する企業は多く存在し、この時期に内定を取得する学生も毎年一定数います。「遅い」のではなく、「まだ続いている」という認識に切り替えることが、この時期を乗り越えるための最初の一歩です。

7月にまだ内定がない理由は学生によって様々です。「大手・人気企業に絞って受けてきたため、選考を通過できなかった」「業界・職種の選択肢が絞り込みすぎていた」「就活のスタートが遅かった」「持病・家庭の事情などで選考に集中できない時期があった」――それぞれの事情があります。その理由を自分で責めることより、「今から何ができるか」に目を向けることが前に進むための方法です。

1-2 「周囲と比べる」という消耗から抜け出す

7月の就活で最も学生を消耗させるものの一つが、「周囲との比較」です。友人・同期のSNSには「就活終了!」「内定先決まりました!」という投稿が増え、自分だけが取り残されているような感覚に陥ります。その感覚は理解できますが、それはあなたを前に進めません。

比較が生む感覚の問題点を理解してください。「友人がA社に内定した」という事実と「自分がまだ内定を持っていない」という事実は、直接関係がありません。友人の就活と、あなたの就活は別のプロセスです。友人がいつ内定を取ったかは、あなたの能力・可能性・未来の就職先とは無関係です。就活において「早く終わった人が正解で、遅く終わった人が不正解」という序列は存在しません。就活が終わった後の人生において、「いつ内定を取ったか」を問う人はいません。社会に出てからは「どこで何を学び、どんな価値を生んだか」だけが問われます。

周囲との比較を断ち切るための実践として、就活仲間のSNSを一時的にミュートまたはフォロー解除することをすすめます。比較情報が入ってこない環境を作ることで、「今の自分に何ができるか」という問いに集中できます。代わりに、「夏採用を実施している企業の情報」「就活改善のためのコンテンツ」「自分が目指す業界のニュース」など、前に進むための情報に意識を向けてください。

1-3 この時期まで続けている学生に共通するもの

あおラボがこれまで多くの学生の就活を支援してきた経験から、7月以降も就活を続けている学生には共通の特徴があると感じています。それは「諦めない粘り強さ」です。

「もう無理だ」と思った日を何度も越えながら、それでも次の一手を打ち続けている学生がいます。不合格の通知が来るたびに傷つきながら、それでも「次はもっとうまくやれる」と立ち上がる学生がいます。その粘り強さは、就活が終わった後の社会人生活においても大きな強みになります。困難な状況で諦めない力・失敗から学んで立ち上がる力・プレッシャーの中で動き続ける力――これらは、採用面接では測りにくいですが、社会に出てから最も重要になる力の一つです。

7月まで就活を続けているということは、それだけ多くの選考を経験し、自己分析を深め、企業を研究し、面接に臨んできたということです。その経験の積み重ねは、「まだ内定がない」という事実に隠れていますが、確実にあなたの中に蓄積されています。その蓄積が、これからの選考で活きてきます。

1-4 自己否定のループから出るための考え方

「また落ちた。自分には価値がないのかもしれない」「こんなに頑張っているのに、なぜ自分だけ内定が取れないのか」――不合格が続くとき、自己否定のループに入りやすくなります。このループは、就活の質をさらに下げ、次の選考にも悪影響を与えます。自己否定のループから出ることが、この時期最も重要なメンタルの課題です。

自己否定のループから出るための考え方を伝えます。「不合格は、自分の価値の否定ではない」――就活の選考は、「企業とあなたの相性」を測るプロセスです。不合格は「あなたに価値がない」という判断ではなく、「この企業とあなたの方向性が一致しなかった」というシグナルです。どんなに優秀な学生でも、全ての企業の選考を通過することはありません。「この企業には縁がなかった」という解釈で、次に進む方が生産的です。「これまでの就活経験が無駄だったわけではない」――受けてきた選考の数だけ、自己表現の機会・企業研究の深さ・面接のスキルが積み上がっています。「うまくいかなかった選考」は、「次の選考をうまくいかせるための教材」です。「まだここにいる」という事実を誇る――諦めずに動き続けていること自体が、強さの証拠です。

自己否定が強くなっているときは、一人で抱え込まないことが大切です。大学のキャリアセンター・家族・信頼できる友人に現状を話すことで、気持ちが軽くなることがあります。「弱音を吐くことは弱さではない」――自分の状況を正直に誰かに話せる力も、社会に出てから必要な力の一つです。

Chapter 2 7月以降も採用は続いている――夏採用の実態と企業の見つけ方

「7月になったら採用は終わり」という思い込みを手放すことが、この章の目的です。夏採用・秋採用の実態と、この時期に採用している企業へのアクセス方法をお伝えします。

2-1 夏採用・秋採用の実態を知る

毎年、7月~9月にかけて新卒採用を継続している企業は多く存在します。一般に「夏採用」「秋採用」と呼ばれるこの時期の採用は、「春の選考で採用枠が埋まらなかった企業の追加採用」「インターンシップ・夏の仕事体験参加者を対象とした早期選考」「通年採用を実施している企業の定期的な採用活動」など、複数の形態があります。

「夏採用で採用している企業は質が低い」という誤解があります。しかしこれは事実ではありません。春の採用枠が埋まらなかった理由は様々です。「採用基準を妥協せずに厳しく選考した結果、枠が埋まらなかった」「事業拡大により急遽採用枠を増やした」「通年採用の一環として継続的に採用している」――これらの理由で夏採用を実施している企業には、優良企業が多数含まれます。「夏採用=残り物」という思い込みを捨てて、「夏採用=まだ機会がある」という視点で探してください。

夏採用に向けた準備として最も重要なのは「情報収集のスピード」です。夏採用は春採用に比べて選考スピードが速く、「説明会→ES提出→選考→内定」というサイクルが短期間で完結することが多いです。情報を得てから動き始めるのでは遅い場合があります。採用情報を日々チェックする習慣を作り、「良い情報が来たらすぐ動く」というスタンスで臨むことが大切です。

2-2 この時期に採用している企業にアクセスする方法

夏採用を実施している企業を見つけるための具体的な方法をお伝えします。複数のチャンネルを並行して使うことで、機会の取りこぼしを防ぎます。

第一のチャンネルは「就活情報サービスの継続活用」です。マイナビ・リクナビ・OfferBox・キミスカなどの就活情報サービスでは、7月以降も新着求人が更新されます。「夏採用」「7月採用」「通年採用」などのキーワードで検索することで、この時期に採用している企業を見つけることができます。第二のチャンネルは「大学のキャリアセンター」です。キャリアセンターには、7月以降も「後期採用」の情報が入ってきます。特に地元の優良中小企業・地方銀行・公務員・教育機関など、一般の就活情報サービスには掲載されない採用情報がキャリアセンターに集まっていることがあります。第三のチャンネルは「企業の採用サイトへの直接アクセス」です。「志望している業界の企業リストを作成し、各社の採用サイトを週に一度チェックする」という習慣を作ることで、夏採用の情報をいち早くキャッチできます。第四のチャンネルは「就職エージェント・就職支援サービス」です。「就活エージェント」は、学生の希望に合わせて採用企業を紹介し、選考のサポートをしてくれるサービスです。特にこの時期は、就職エージェントが保有している「非公開求人」にアクセスできる可能性があり、有効な手段の一つです。

また、「業界を広げる」という視点も、この時期には重要です。春の就活で一つの業界・職種に絞り込んでいた場合、「その業界以外でも自分の力を活かせる仕事はないか」という視野の広げ方が、新しい機会を生むことがあります。

2-3 視野を広げる――「思い込みの外」に機会がある

「この業界しか考えられない」「この職種でなければ意味がない」という固定観念が、就活の機会を狭めていることがあります。7月のこの時期、視野を広げることが新しい扉を開く鍵になります。

視野を広げるための問いを三つお伝えします。「自分の強みや経験は、今まで考えていなかった業界・職種でも活かせないか」――例えば「人と話すことが得意」という強みは、営業・教育・医療・サービス業など、幅広い職種で活かせます。「企業の規模の視野を広げられないか」――「大企業でなければ意味がない」という思い込みがある場合、中小企業・ベンチャー・スタートアップにも目を向けることで、機会が大きく広がります。中堅・中小企業の中には、大企業より早くから責任ある仕事を任せてもらえる環境があり、入社後の成長スピードが速いケースもあります。「地域の視野を広げられないか」――都市部の企業に絞っていた場合、地元・地方の優良企業に目を向けることで、予想外の出会いがあることもあります。

視野を広げることは「妥協」ではありません。「自分が気づいていなかった可能性に出会う」ことです。春の就活では見えていなかった「自分に合う仕事・会社」が、この時期に初めて見つかるというケースをあおラボは何度も経験しています。

2-4 「就活の軸」を見直す機会として使う

7月まで内定が取れていないとき、「就活の軸」を見直すことも重要なアクションです。春の就活で設定した軸が、現実の就活で機能していなかった可能性を検討することが、後半の就活の質を高めます。

就活の軸を見直す問いを三つお伝えします。「自分の軸は、実際の仕事・企業と照らし合わせると現実的か」――「やりたいことが明確すぎて、合う企業がほとんどない」という状態になっていないかを確認します。「自己分析で見えた強みと、企業が求めていることが噛み合っているか」――「自分はこういう強みがある」という発信と、「企業がこういう学生を求めている」という需要が一致していないと、選考を通過しにくくなります。「志望動機が表面的になっていないか」――「この業界・この仕事に興味がある」という言葉が、面接官に「なぜ具体的にこの会社なのか」という問いに答えられていないと、選考通過率が下がります。これらの問いへの答えを書き出し、「就活の軸の見直し」をすることで、後半の就活に明確な方向性が生まれます。

Chapter 3 なぜうまくいっていないのかを振り返る

「頑張っているのにうまくいかない」という状況には、必ず理由があります。その理由を正直に振り返り、改善することが、後半の就活を変えるための最も実践的なアクションです。

3-1 「なぜ通らないのか」を冷静に分析する

うまくいかない原因を「自分の人間性・能力の問題」として一括りにしてしまうと、具体的な改善ができません。選考プロセスのどの段階でつまずいているかを特定することが、改善の出発点です。

「書類選考(ES)の段階で落とされている」なら、ESの内容・文章力・志望動機の説得力に課題がある可能性があります。「グループディスカッションで落とされている」なら、グループ内でのコミュニケーション・論理的思考・意見の出し方に改善点がある可能性があります。「一次面接で落とされている」なら、第一印象・自己PRの伝え方・質問への回答の準備に課題がある可能性があります。「最終面接で落とされている」なら、志望動機の熱量・入社意欲の伝え方・企業との相性の確認に課題がある可能性があります。どの段階でつまずいているかを整理することで、「どこを改善すべきか」が明確になります。

一つ一つの選考結果を「通過か否か」だけで評価するのではなく、「なぜ通過・不通過になったか」を自分なりに分析する習慣を作ることが、後半の就活の質を高める実践的な方法です。

3-2 ESと自己PRを見直す

書類選考の通過率が低い場合、ESと自己PRの見直しが最も即効性のある改善策です。ESは「書いた本人にしか分からない内容」になっていないかを確認することが重要です。

ES見直しの具体的なポイントを三つお伝えします。一つ目は「具体性」です。「コミュニケーション能力があります」「リーダーシップを発揮してきました」という抽象的な表現は、面接官の心に届きません。「○○のサークルで△△人のメンバーをまとめた経験を通じて、□□という状況で◇◇という判断をした」という具体的なエピソードが、読み手に実像を伝えます。二つ目は「志望動機の個別性」です。「御社の○○という事業に共感しました」という表現が、他社でも使える汎用的な志望動機になっていないかを確認します。「なぜこの会社でなければならないのか」という問いへの、この企業にしか当てはまらない答えを作ることが大切です。三つ目は「読みやすさ」です。一文が長すぎる・接続詞が多い・要点が分かりにくい――これらは読み手の集中力を切らします。「一文を短く・段落を明確に・結論を先に」という構造で書き直すことで、読みやすさが大きく改善します。

ESの見直しは、一人でやるより「他者の目」を借りることが効果的です。キャリアセンター・就活仲間・家族に読んでもらい、「何が伝わって何が伝わらなかったか」のフィードバックを得ることで、自分では気づかなかった課題が見えてきます。

3-3 面接の質を上げる――練習と振り返りの実践

面接での通過率が低い場合、「面接の練習量と質」に課題がある可能性があります。面接は「本番でいきなりうまくなる」ものではなく、練習と振り返りの積み重ねによって改善されるスキルです。

面接改善のための実践を三つお伝えします。一つ目は「声に出して練習する」ことです。頭の中で「こう答えよう」と考えているだけでは、実際の面接で言葉が出てきません。鏡の前で、あるいはスマートフォンで録画しながら、実際に声に出して練習することで、「話し方・表情・声の大きさ・間の取り方」を客観的に確認できます。二つ目は「面接後に振り返りメモを書く」ことです。「どの質問に答えられたか・どの質問に詰まったか・どの部分で面接官の反応が良かったか」を面接当日中に書き留めることで、次回の改善点が見えてきます。三つ目は「模擬面接を経験する」ことです。大学のキャリアセンター・就活エージェント・就活仲間との模擬面接は、本番に近い緊張感の中での練習ができます。特に「志望動機・自己PR・ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」は繰り返し練習し、どんな問い方をされても答えられる状態にしておくことが大切です。

「もう何十回も面接を受けてきたのに、なぜうまくいかないのか」と感じる学生もいます。そのときは、「面接の練習量」ではなく「面接の振り返りの質」に問題がある可能性があります。数をこなすだけではなく、「なぜうまくいかなかったのか」を一回一回丁寧に振り返ることが、面接力を高めます。

3-4 大学のキャリアセンターを最大限に活用する

7月以降の就活で最も使うべきリソースの一つが、大学のキャリアセンターです。「キャリアセンターにはもう相談済み」という学生もいるかもしれませんが、この時期のキャリアセンターへの相談は、春とは異なる価値を持ちます。

キャリアセンターが7月以降に提供できる価値を三つお伝えします。一つ目は「夏採用・秋採用の企業情報」です。キャリアセンターには、7月以降も企業からの採用情報が届きます。一般の就活サービスには掲載されていない情報が含まれていることもあります。「後期採用の情報が来たら教えてほしい」とキャリアセンターに依頼しておくことで、情報を早期にキャッチできます。二つ目は「個別のES添削・面接対策」です。この時期はキャリアセンターが比較的空いており、個別の相談時間をより多く確保できる場合があります。「ESを見てほしい」「模擬面接をお願いしたい」という具体的な依頼をすることで、きめ細かいフィードバックを得やすくなります。三つ目は「精神的なサポート」です。「就活がうまくいかない」という状況を、キャリアセンターの担当者に正直に話すことで、「一人で抱えている」という重荷を分散させることができます。担当者は多くの学生の就活を支援してきた経験があり、「この状況から立ち上がった先輩がどう乗り越えたか」という視点でアドバイスをくれることもあります。

Chapter 4 「もう一週間続ける」ことの意味

「あと一週間頑張ろう」という気持ちが、就活の結果を変えることがあります。諦めた日と続けた日の分岐点、そして「続けることで起きること」を、この章でお伝えします。

4-1 諦めた日と続けた日の分岐点

就活において「諦めた日」と「もう少し続けた日」の間には、大きな差があります。あおラボがこれまで支援してきた学生の中に、「7月・8月・9月に内定を取得した」という経験を持つ学生が多くいます。彼らに共通しているのは、「もう無理かもしれない」と思いながらも、「あと一週間だけ続けよう」と決めて動き続けた経験です。

就活において「この会社に出会えてよかった」という内定は、思いがけないタイミングで来ることがあります。「もう終わりにしよう」と思った翌日に、キャリアセンターから紹介された企業の説明会で「ここだ」という感覚を持った学生がいます。「最後にもう一社だけ受けよう」と応募した企業から内定の連絡が来た学生がいます。就活の縁は、動き続けている学生にしか来ません。動きを止めた学生のところには、チャンスが来ても繋がれません。「あと一週間続ける」という決断が、人生を変える出会いに繋がる可能性を持っています。

「諦めない」ということは、「ただ我慢して続ける」ことではありません。「今の方法を振り返り、改善しながら、より良い方向へ動き続ける」ことです。同じ方法を繰り返しているだけでは、結果は変わりにくい。「何かを変えながら続ける」ことが、この時期の就活の正しい形です。

4-2 就活を続けることで起きる「気づき」の積み重ね

就活を続けることで、内定の有無とは別に、あなたの中に大切な「気づき」が積み重なっていきます。その気づきは、就職先が決まった後も、あなたのキャリアを支える土台になります。

「自分が本当にやりたいことへの気づき」――多くの選考を経験することで、「この企業の話を聞いたとき、なぜか心が動いた」「この仕事の説明を聞いたとき、やってみたいと思った」という感覚が出てきます。この感覚の積み重ねが、自分が本当に向いている仕事・環境への「気づき」を生みます。「自分の伝え方への気づき」――面接を繰り返すことで、「この話し方が面接官に刺さった」「この言い方が伝わりにくかった」という経験が蓄積します。この経験は、社会に出てからも「人に何かを伝える力」として活きます。「困難な状況での自分の在り方への気づき」――うまくいかない状況でどう自分を保つか、どう立て直すか――この経験は、社会に出てから必ず直面する「困難な状況への対処力」を育てます。

「内定を取るための就活」という視野を少し広げて、「この就活経験が、社会に出てからの自分をどう育てているか」という視点を持つことで、就活の苦しさの中に意味を見つけることができます。

4-3 「就活がうまくいかない」経験が育てるもの

社会に出てから多くの管理職・経営者に話を聞くと、「若い頃に一番苦しかった経験が、一番自分を育てた」という声をよく聞きます。就活がうまくいかないこの時期の経験は、今は苦しいですが、未来のあなたにとって大切な財産になる可能性があります。

「うまくいかない」経験が育てるものを三つ挙げます。一つ目は「折れない心」です。何度も不合格を受け取り、それでも立ち上がる経験は、社会に出てから直面する「挫折・失敗・拒絶」への耐性を作ります。二つ目は「自己分析の深さ」です。うまくいかないときに「なぜうまくいかないのか」を真剣に考える経験は、「自分を客観的に見る力」を鍛えます。この力は、社会に出てからも自己成長のために使い続ける力です。三つ目は「感謝の深さ」です。苦労して取った内定は、苦労せずに取った内定より、感謝の深さが違います。その感謝が、入社後の仕事への誠実な姿勢を生みます。「苦労しながら続けてきた就活」は、あなたの人格の一部を育てています。

4-4 あおラボから、まだ内定を持っていないあなたへ

今、この記事を最後まで読んでいるあなたに、あおラボから本音を伝えます。

あなたがまだ就活を続けているということは、諦めていないということです。それは、強さです。毎日プレッシャーと焦りの中で動き続けているということは、本気で自分の将来を考えているということです。それは、誠実さです。その強さと誠実さを、あおラボは知っています。

周囲と比べないでください。あなたの就活は、あなたの人生のためのプロセスです。他の誰かのタイムラインで測る必要はありません。一人で抱え込まないでください。キャリアセンター・家族・信頼できる友人に話してください。助けを求めることは弱さではなく、賢さです。「あと一週間」を積み上げてください。その一週間の積み重ねが、縁を生みます。そして何より、自分の力と可能性を信じて前に進む勇気を持ってください。あなたの中に、まだ誰にも見せていない力があります。それが、これからの選考で花開く可能性があります。あおラボは、あなたが就職先を見つける日まで、応援し続けています。

今日のまとめ

7月に内定がないことは終わりではありません。就職みらい研究所の調査でも約23%の学生が6月時点で内定を持っていません。夏採用・秋採用を実施している企業は多く存在し、就活サービス・キャリアセンター・企業サイトへの直接アクセスで機会を広げることができます。「なぜうまくいかないのか」を冷静に分析し、ES・面接・志望軸を振り返り、改善しながら続ける。そして「あと一週間」を積み上げる勇気が、就活の縁を引き寄せます。自分の力と可能性を信じて、今日も前へ進んでください。

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