26年卒業予定の大学生・大学院生を対象に「ビジョン・ミッション」について調査(期間24年10月2日~16日/有効回答数319)した結果が学情から発表されました。企業研究や選択の際には重要な注視項目となるのが、ミッション・ビジョン・バリューで「MVV」といわれるものです。26年卒予定学生がどのように考えているのかが伺えた結果でした。
就活において約7割が意識する
企業のビジョンやミッションを就活において、「意識する」37.0%、「どちらかといえば意識する」30.4%と、約7割が意識していることがわかりました。学生からは次のような声が寄せられていました。
- ビジョンやミッションを意識することで、目的やゴールを深く理解して業務に取り組めそう
- 企業のビジョンやミッションと、自分の価値観があっているかを重視したい
パーパスや社会貢献活動にも6割が意識する
パーパスや企業がどのように社会に貢献しようとしているかを、就活において「意識する」が25.4%、「どちらかといえば意識する」が30.4%と、合わせて6割近くが意識すると回答していました。
パーパスやビジョンの確認するために活用するものは、「採用サイト」43.9%で最多でした。次いで「就職情報サイト」32.9%、「会社案内パンフレット」28.5%と続いていました。
近年では少なくなっていますが、パーパスやMVVで注意が必要なことは、「言っていること」と「やっていること」がちゃんと噛み合っていることです。かつては美辞麗句を並べてはいるもののその実績は、たった一度だけ行った行動だったりすることもありました。「誰が言っているか」と「何を行動したか」の2点をポイントに確認することが大切です。
就活生の基本姿勢としては、長く働く会社としてどの企業が掲げているパーパスやMVVを自分もその一端を担うことに誇りや喜びを感じられるかどうかをしっかり考えてみることが大事かと思います。