25年卒から26年卒へアドバイス|あおもりHRラボ

26年卒業予定の就活生のみなさん、25年卒の実体験を通してのアドバイスは必読です。

マイナビの調査によると、10月1日に内定式に参加した学生は全体の66.5%で、そのうち85.1%の学生が「対面式で実施され、全員集まって参加した」と回答していました。3年前の22年卒では25.6%でしたので、59.5pt増ということになります。反対に、オンライン形式で実施され、全員オンラインで参加した学生は、222年卒では57.5%で、25年卒は8.7%となっていて減少しています。企業の採用活動は急速にコロナ禍前の状態に回帰していることが内定式からも伺えました。

一方で、面接では、オンライン形式で実施されることあり、グループワークを除けば個人面接が基本となるので、自分以外の就活生と出会う機会がほとんどないようです。そのため、内定式で初めて同期となる就活生と出会ったという学生も少なくなかったようです。

同じ志望企業への入社を目指してお互いに内定式を迎えた仲間との出会いには特別の想いがあったようです。78.5%の学生が「同期と実際に会えてよかった」59.0%、「人事担当者や書院と実際に会えてよかった」46.7%など、内定式に参加することで入社を実感し、社会人となる期待を膨らませている様子が伺えました。

調査では、自身の就活を振り返って、後悔していることや反省点などについても訪ねていました。自由記述のなかから以下に紹介します。

【自己分析】

  • 自己分析を早期からやっておけば、もっと絞り込みが容易に行えた気がするので、自己分析を行い、自分の性格や働くうえで会社に求めるもの、大事にしたい条件を整理できているとスムーズだと思います。
  • 就活を進めるためには、自分がどういうモチベーションを持っているのか、何がしたいのかを知る「自己分析」をすることが大切だと思いました。
  • 自己分析では、自分がどんな場面でモチベーションを感じるのか、どんな強みを発揮できるのかを深掘りしておくことが大切です。

【企業研究・業界研究】

  • 就活中の今だからこそできる、さまざまな業種や世界の体験をして自分の選択肢を広げるとより良い選択ができると思います。
  • もっと多くの方にOB訪問をすべきだったと思った。単純にOB訪問の回数が評価ポイントになる上に、社会人と無料で1対1で話せる貴重な機会なので、今後の人生のためにもさまざまな話を聞くべきだったと後悔している。
  • 面接で企業の課題について質問されることが何度かあったので、良い面と悪い面の両方について分析する必要があると思った。

【インターンシップ】

  • インターンシップにはなるべく参加して欲しい。少なくとも働くうえでそこでの業務内容や雰囲気が分かるので考える軸になる。しかし、あくまでも短期間、一日しか働いてないのでそれをすべてとして受け入れるのではなく、この業務、府に気を10年でも続けられるかという長期の目で見るべきだと思います。
  • 参加できていないからといってもうダメだと諦めてしまうのではなく、その時自分の目の前にあることに全力で取り組むようにすることが大事です。私は実際に勉強が忙しくてインターンシップには参加できなかった、といくつかの企業の面接で話すことがありましたが、そのせいで落とされることはありませんでした。

【エントリーシート】

  • もっとエントリーシートに書く項目をあらかじめ用意できていたら締め切り日に間に合わず泣く泣くエントリーできなかった企業が少なくなったと思うので、3月までにはある程度ガクチカや趣味などの項目に欠ける内容をまとめておいた方がいいと思う。
  • エントリーシートをさまざまな人に見てもらい、客観的に評価してもらえばよかったと後悔しています。多くの会社にエントリーシートを出し、通過するかどうかで私は見ていましたが、直接的な意見はないので、いろんな人に見てもらうことが大切だと感じました。

【面接】

  • 面接に臨む際には、どんなことを聞かれるか予想して、どう答えるべきか全てメモに残しておくことを薦める。そのメモをある程度覚えておけば、質問に答える際に基盤ができているから、その場でイチから考えて答えるより中身を持った内容を話しことができる。
  • 最初は面接で全然話すことができず、不合格通知を受け取りことがたくさんありました。でもその失敗を振り返り次に生かすことができたからこそたくさんの内定を取ることができました。だから、失敗したからといって落ち込まずに次に生かすための失敗だったと前向きな気持ちで頑張ってください!

【就活全般】

  • 就活はなるべく早く始めるべきだと思った。私は2月から就活を始めたが、始めはESや面接に慣れていなかったため、志望度の高い企業で思うような結果を出すことができなかった。
  • とにかくやってみることが大切だと思った。就活について何も知らなかったり就活開始が遅れたりすると、最初は就活に対して不安ばかりの人もいると思うが、やってみたら何となく分かる。
  • 周りの人を頼るのも大切だとも感じた。就活の知識が豊富な人もいれば、経験談を教えてくれる人もいるし、家族も自身の経験から相談に乗ってくれると思う。プライドが云々という考えは捨てて、いろいろ教えてもらったほうが良い。

自己分析は就活準備の基本となるものです。早めに取り組むことをすすめること。企業研究については選択肢を広げることやOB・OG訪問の重要性といった声が挙がっていました。また、インターンシップについては参加時の心構えと注意点について。エントリーシートと面接に関しては事前準備の重要性についてのアドバイスもありました。

25年卒の実体験を踏まえたコメントだけに、26年卒の皆さんにとってはリアルで説得力のあるアドバイスではないかと思います。ぜひ、今後の活動に役立てて参りましょう。

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