発表から時間が経過していますが「25年卒大学生活動実態調査(6月)」の結果をまとめてみます。
毎年6月は15日時点と月末次点の2回発表がありますが、23年以降では初めて6月で内々定が8割超の状況となりました。

未内々定者の今後の勝度について前年と比較すると、業界や職種の幅を広げて活動をする学生が減少(業界5.8%減、職種6.8%減)していました。一方で、今まで通りに活動を進める学生が7.4pt増となっていました。これまで死亡していた業界や職種を見直すのではなく、方針を変えずに活動を継続しようと考えている様子が伺えます。

配属に関する考えを尋ねた問いでは、最多は「勤務地・職種ともに自分で適性を判断して選びたい」55.6%でした。続いて「勤務地は自分で選び、職種は会社に判断してほしい」28.9%で、「職種は自分で選び、勤務地は会社が判断して欲しい」7.6%を21.3%上回っていて、勤務地に対する想いの強さが伝わります。これまでの調査でも初期配属の勤務地は限定されていると応募意欲が高まるという回答が多く、学生にとって勤務地の重要度がよくわかる結果でした。

25年卒の志向として、配属については職種よりも勤務地を重視する学生が多いことが見えました。また、今回は触れませんでしたが、就職後に副業を検討している学生が6割を超得ていることが明らかになりました。学生の働き方への認識が変化している様子が伺えました。働き方が多様化している現代社会です。企業はさらに就業条件やキャリアパスなどのすり合わせが重要になると思われます。