24年卒の採用定数についての調査結果(9月7日~8日、企業団体の人事担当者211人)を学情が発表しました。その内容によると約4割の企業で採用スケジュールを早める予定であることが明らかになりました。
24年卒の採用予定数については、「並」(23年卒採用並)が63.7%、「増やす」が20.7%、「未定」が11.9%でした。一方で、「減らす」3.6%と答えた企業もありました。今回の調査結果の範囲では、23年卒採用と同等か微増の傾向だと伺えます。24年卒新卒採用市場も売り手優位となりそうです。

次いで選考開始時期については、「変更予定はない」が43.0%、「早める予定」41.5%でほぼ同率で、「未定」は14.0%でした。一方で、「遅くする予定」は1.0%でした。

今回の結果をみると、広報解禁となる3月前に選考を開始する予定の企業が6割以上となります。企業側の視点に傾いた意見と誤解を恐れずに申し上げると、採用スケジュールの早期化が話題になることもありますが、一般的な企業の年間の行事などの動きや25年卒学生からインターンシップと採用のルール変更なども含み、夏のインターンシップの定着を鑑みますと、現行の3月広報解禁の見直しを検討する必要性を感じます。
