習慣を身につける

やるべきことを前倒しでおこなうほど、人生は楽に、そして楽しくなるものです。一方で、目先の損得勘定に流されて、先送りする習慣が定着すると、人生はどんどん辛く、苦しく、大変なものとなっていくものです。

長く心理系の学びをしていることもあってか「今ここ」という表現をよく使っていますが、その時のやるべきことは前者であることが前提と考えています。そのためには、「常にパーパスやビジョンを自分の頭や心から離さずにして、優先すべきことをやる」ことです。

言葉でいるのは簡単ですが、実際に毎日おこなうことは容易なことではありません。そういう意識と無縁で生活や仕事をしていると、ラクな方へ身を流し、月日が過ぎてからあとの祭りを迎えることになるのです。

学生の皆さんであれば学業に限らず、職業人の方々でしたら仕事に限らず、上達したいと思うことがあるならば、長期的に見て人生を良い方向に変えていく習慣を一つひとつ体得していくトレーニングをやり続けることが必要なのです。

水泳、サッカー、ピアノ、書道、バレエ、絵画、英会話など、気が向いたときに適当に取り組む程度では、いつまでたっても埒が明かないのです。

自分自身の変化、変容、変態を望むのであれば、本気でヤルと意思決定することが最も大切なことだと考えています。そのあとは、やり抜く力(グリッド)を発揮するだけなのです。

変化、変容、変態を成長することと考えると、私たちが成長するためには、それなりの体験と学習が必要であるということです。人の成長にミラクルはないと考えて、コツコツ実践するしかないのです。そうやって体得した習慣は、一生モノの財産となります。

こういう財産を早くから手にしている人は、その後の人生をラクに楽しく過ごされていることをドキュメンタリーなどで学ぶことができます。

人生を良い方向に変えていく習慣をどのくらい身につけることができるのかは、個人によって異なるものですが、こういうことを意識せずに人生を過ごしている人は、あとでやる、そのうちやる、今晩やる、明日やる、来週やると、先送りが立派な特技とまで育ってしまうのです。

今週の面接の対策×実践×FBでは、意思決定とやり抜く力を軸にするヒントをお伝えして、就活の本番を迎える24年卒の皆さんにエールを贈ります。

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