新入社員になられた方々就活時に苦労したことを尋ねると、エントリーシートの記入にずいぶん苦労したといった旨の声をよく聞きます。24年卒の皆さんのなかにも同様な思いをされている方もおられるのではないでしょうか。
エントリーシート記入での苦労話に耳を傾けると、記入におけるテクニカルな方法、自身に華やかなエピソードがないので書けない、の話題が少なくないように思います。その該当項目としては「志望動機」「自己PR」のようでした。この点からも就活の事前準備では、「自己分析」と「企業分析」が大切であることが理解できると思います。

エントリーシートの記入においては、インターネットから情報を探して参考にする学生が少なくありませんが、なかにはそこで得た情報を丸写しに近い形で、自身のエントリーシートに記入することもあるようですが、例文があなたのこれまで歩んでこられた人生、その中の経験から得た気づきや学び、その時々の情緒などが一緒であることはほぼ稀であることをくれぐれも忘れてはいけません。
また、採用に関わる業務を行う企業の人事担当者の目は越えていることも忘れてはいけません。学生が手にする情報については、100%ではありませんがその多くを把握しているものだと考えておくべきでしょう。

大量にある情報を容易く得ることができる時代ですが、あくまでも自分に役に立つ情報に過ぎず、参考事例なのです。それよりもお勧めは、あなたをよく知る人から直接アドバイスを受けることです。時には耳の痛い話を聞くことになるかもしれませんが、それも含めてあなたが社会人となる成長の良き肥料となる者ではないかと思います。
さらに、今のビジネス社会に精通している就活支援をしている方々やサービスも役に立つものです。大学にあるキャリアセンターや就活課などの活用は積極的にすることをお勧めします。また、地域によって異なりますが、キャリアコンサルタントやコーチといった専門家の支援を受けることができる機会もありますので、ぜひ活用をけんとうされてみてはいかがでしょうか。手前味噌ですが、あおもりHRラボでも同様のサービスを無料或いは安価な料金でご提供させていただいております。
自身のファーストキャリアを築くまえから、ラクして過ごすような姿勢は自律した職業人を目指す人にとっては、後々自分でキャリア形成に汚点をつけるようのものであると考えた方がいいのではないでしょうか。