ES・面接の短所や弱みへの質問

エントリーシートや面接では、短所についての質問があります。企業が学生に短所を質問する意図はさまざまですが主に次の3点が一般的です。

  • 短所を正しく捉えられているかを確認するため
  • 短所の補い方を確認するため
  • 企業と学生のマッチ度合を確認するため

企業側としては短所を尋ねることで、学生が自分の短所を客観的に正しく自己認識できているかを確かめたいのです。自分の現在の状況を客観的に把握することは、職務遂行していく上で欠かせない能力のひとつですので、多くの企業で頻出する項目となっているのです。

ですので、自分の短所をあやふやに回答すると、自己分析や自己認識が充分できていないと判断される可能性があるのです。

企業としては個人の短所や弱みを知ることよりも、短所・弱みという課題に対して本人がどのように捉え、どう克服を考えているのか、を知りたいと考える傾向が強いものです。この点を理解し、短所や弱みについては、一つに絞り、克服についての考えまでを含めて回答できるように準備しておくことがポイントとなります。

また、採用にあたっては、自社の社風や組織文化、業務内容と学生のマッチ度合も企業にとっては重要な確認事項となります。そこで、短所を話す際の本人の立ち振る舞いや話す内容から人柄や価値観を把握しようともしています。

このようにエントリーシートや面接での各質問には、複数の意図があることを理解することが、事前準備や対策の質を高めるためのポイントとなります。

応募する企業が求める人材像などをしっかり研究することで、より的を得た回答を考えてることができるので、特に面接前には、それまでに行った企業研究を再確認してみることをお勧めします。

短所・弱みについては、使う言葉を吟味しておくことも大切になってきます。どうしても短所や弱みといった話しではネガティブな表現になってしまいがちです。しかし同じ内容でも聞き手にとって心象が良くなる伝え方として言葉の言い換えがあります。

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