公務員志望

地方における地元就職では公務員を志望する学生が多い傾向にあります。地方公務員なら、市民の窓口対応や納税の確認など、国家公務員なら政策のとりまとめや国会対応など、公務員と一口に言ってもその仕事は多岐に渡ります。

営利目的ではなく社会や地元に貢献したい、また行政の立場で主導して町おこしに携わりたいといった、やりたいことを明確にしている学生も少なくないようです。

書類審査や面接が重視される民間企業に対し、公務員は筆記試験が重視される職種が多いこともあり、勉強した結果を公平に評価されたいという学生が目指すケースもあるとのことです。最近、学生の志望動機として占めているのが、「子育て支援」「貧困家庭を支援する子ども食堂」「防災関係」の3つが占めています。

子育てや貧困が社会問題として、学区の授業で扱われる機会が増えたこと、自然災害の増加で防災意識が高まっていることがその背景にあるようです。

生活目線の仕事が注目されていることもあってか、公務員を目指す女性が増えているというデータもあるようです。また、地方公務員が人気化している傾向にあるようです。これは、地元就職志望がその背景にあるのではないかと思われます。

ただ、民間企業との併願の学生が多いのも事実のようで、是が非でも上述したやりたいことを明確にしているのか、就職のための言語化に過ぎないのかは、用心が必要かもしれません。もし、やりたいことが心からそう考えることであれば、民間併願にしてもその分野に関わる研究や開発などに力を入れている企業を探してみることをお勧めしたい。探すと、案外多くの情報を得られると思います。

私は30代にあるNGO活動に感銘し以後超微力ながら応援をしておりますが、民間でも本当に素晴らしい活動を懸命に行っている組織が日本にもたくさんあることも知っていただきたいと思います。一例として、JANIC(ジャニック) と JPF(ジャパン・プラットフォーム) をご紹介します。

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