27卒就活シリーズ|第1回
「就活って、いつから始まるの?」
「27卒って、何から準備したらいいの?」
「インターンとか早期選考って、どう変わってきているの?」
こんな不安や疑問を抱えている大学3年生(2027年卒)の皆さんへ、
本記事では、最新のスケジュール事情や選考動向をわかりやすく解説します。
2025年以降、就職活動はさらに早期化・長期化・個別化が進むと言われています。
従来の“3月説明会スタート→6月選考解禁”という枠にとらわれず、今動いている学生が早く内定に近づく時代へと移行しています。
2027年卒の就活は、いつ・何が起きるのか?
まずは、27卒にとっての就活年間スケジュールを確認しましょう。
時期 | 主な動き |
2024年4月〜 | キャリアガイダンス・自己分析・インターン情報収集スタート |
2024年6月〜 | 夏インターンの募集・選考が本格化(ES・面接) |
2024年8〜9月 | 夏インターン実施/企業によっては選考ルート化も |
2024年10月〜 | 秋・冬インターンや座談会、OB訪問など増加 |
2025年3月 | 大手ナビサイトでプレエントリー開始(企業情報解禁) |
2025年6月 | 経団連加盟企業など一部で本選考解禁 |
2025年6月以降 | 内々定・最終面接・内定出しが本格化 |
ここでのポイントは、実質的な選考はインターンやイベント経由で“すでに始まっているということです。
「早期選考」はどこで始まっているのか?
近年、早期選考=インターン参加者を対象とした本選考直結型の採用活動が急増しています。
特に人気企業やメガベンチャー、外資系企業などでは、大学3年の夏~秋のインターン参加が実質的な入口になっているケースが少なくありません。
この流れに乗り遅れないためには、
• 「情報収集のタイミング」=4月~5月が重要
• 「エントリー&ES提出」=6月には動き始めている
という意識で行動をスタートする必要があります。
インターンは「就業体験」ではなく「選考過程」へ
以前のインターンは、「業界を知る」「働くイメージを掴む」ことが主目的でした。
しかし現在では、学生の素質・相性・行動特性を見極める“観察の場”としての意味合いが強まっています。
企業側はインターンを通じて、
• 自社カルチャーとの相性
• 積極性や協働性
• 論理的思考力・実行力
などを見ています。参加者の中から「また会いたい学生」「今後も関係を続けたい学生」を絞り、早期リスト化・オファー送付→座談会→面談→本選考へという“水面下ルート”が組まれていきます。
27卒が今すぐ始めるべき就活準備3ステップ(詳細解説)
では、27卒の皆さんは何から手を付ければいいのでしょうか?
焦らず、でも確実に一歩踏み出すために、以下の3ステップから始めましょう。
ステップ1:自分の興味・価値観を棚卸しする
就活の出発点は、自己理解です。自分は何にやりがいや充実感を覚え、どんな環境で力を発揮しやすいのかを掘り下げることが、企業選びや面接での自己PRにつながっていきます。
具体的には、次のような視点で振り返ってみてください。
• 「楽しかったこと」「頑張れたこと」は何か?
• どんなときに達成感や満足感を得たか?
• 苦手だけど挑戦したことは?
• 周囲からよく言われる自分の特徴は?
📌 おすすめワーク:My過去10エピソード
小学生から今までの“記憶に残っている出来事”を10個書き出し、「なぜそれが記憶に残っているのか?」を掘り下げてみましょう。
その中に、あなたが大切にしている価値観や行動特性が見えてくるはずです。
ステップ2:インターン情報を早めに集めておく
5~6月になると、企業の夏インターン情報が出そろい、募集・選考が本格化します。
特に人気企業は6月中に応募を締め切り、7月には選考が終わることもあるため、今のうちに準備を進めておくことが重要です。
チェックしておくべき情報源は以下の通りです:
• リクナビ・マイナビ・キャリタスなどナビサイト
• OneCareer・OfferBoxなど逆求人サービス
• 大学のキャリアセンターやLINE・メール通知
• SNSでの「#27卒インターン」などの検索
また、「どんなインターンがあるのかよく分からない…」という人は、業界ではなく「職種」で検索する方法もおすすめです(例:「企画 インターン」「エンジニア インターン」など)。
ステップ3:ES・面接対策も今から小さく始める
インターンにもES選考や面接がある時代。だからこそ、「いざというとき」に慌てないように、練習を始めておくと安心です。
まずは以下のようなテーマで、300~400文字のエピソードを書いてみてください:
• 学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)
• 自分の強みと、それを活かした経験
• チームで何かに取り組んだときの役割
• 困難をどう乗り越えたか
また、友人と模擬面接をしてみる、キャリアセンターに添削をお願いするなど、少しずつアウトプットの練習を重ねることで、「書けない・話せない」不安を解消できます。
まとめ:就活は“動き出した人”からチャンスをつかむ
2027年卒の就職活動は、例年以上に早期化・選抜化・個別化が進んでいます。
だからこそ、「待っているだけ」ではチャンスは巡ってきません。
今この4月は、まだ何も始めていない人がほとんど。
だからこそ、“一歩動く”だけで、一歩リードできるタイミングです。
これから始まる就活の旅路に向けて、
焦らず、でも止まらず、あなたのペースで歩み出していきましょう。
次回は、「通過するエントリーシートの書き方」について、実践的なポイントをお届けします。