7日後は9月です。今年は天候不順の夏でしたが、時々刻々と秋と移り変わっていきます。就活を無事に終え、10月の内定式を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。早い企業では6月早々に内定者との研修や懇親会を実施される企業も珍しくありません。一方で、未だ内定を得ることができておらず、焦りや不安を抱え込んでいる方もおられるでしょう。23年卒に対する求人を見る限りでは、就職に溢れることはありませんので、落ち着いて、堅実に活動を続けて参りましょう。
秋の気配を感じる頃まで内定を得られていない学生のなかには、天文学的な確率でしか内定を得ることができない企業ばかりに焦点を当てた活動をしていることがあります。能力がどうこうの前に、そもそもそういう企業は応募者が多いのですが、採用数は極わずかです。
長期的戦略の中である程度準備がしっかりできている優秀な学生でも、内定獲得の最後の砦は運とご縁と言われています。これはもう、宝くじで高額当選金を手にするのと同じレベルの確立かもしれないです(個人的なイメージです)。
それと、この時期まで何度も面接で落ちている学生のなかには、自己PRや志望動機を無難な内容と無難な話し方でコンパクトにまとめてしまっている傾向が見られます。
それまでに何度も落ちていることで、これまでに整えてきた自分の内容に自信が持てず、改善しているつもりで、どんどん無難な方向に内容が変わっていくのです。自分の特徴である凸凹のどちらにも光が当たらない話を聞く採用担当者の心象は、没個性で特徴がない学生となるのです。それでは内定獲得は正直厳しいでしょう。
いま大事なことは、就活の呼吸と戦略を整えることです。
焦らずに、呼吸を整えて落ち着いて就活の歩みを進めて行きましょう。そして、志望企業を再度考える、見直すことも必要です。そのためには、ここで改めて、あなたがこれからの人生のなかで何をしたいのか、どんな職業人生活を望むのか、あなたの強みや特徴は何で、それが活きる仕事って何か、といったそう、自己分析を点検することです。
この時期に内定を得られていない人には、「まわり道」のようにも聞こえるかもしれませんが、実はこれが意外と功を成すものです。
一案として、会社の規模や知名度に拘ることを止めて、その会社が何をしているのかをしっかり理解することが大切です。小さな優良企業は採用人数は少ないですが、就活生に見つけられにくく、今からでも遅くないことがあります。就活は会社と結婚するのではなく、文字通り仕事を結婚するものと考え、仕事にフォーカスして選択することがポイントです。
とにかく、焦ってもいけません。落ち込んでもいられません。あなたが納得して就活を終えるその日までは、不安や恐れは小脇に抱えて、淡々と自分の可能性を信じて歩みを進めるだけです。
青森県内での就職を志望されていることが条件になっていますが、自己分析のノウハウを身につけるワークショップが9月に開催されます。宜しければどうぞ!