文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所より、24年卒業予定の学生(8,472名)を対象とした、就職ブランドランキング調査の結果が公表されました。
この調査は10年以上にわたり実施されていて、就職活動を行っている学生に対して毎年3回行われている調査で、24年卒に対しては1回目の実施となりました。
今回の調査で1位となったのは「伊藤忠商事」で昨年よりも1ランクアップでした。一方で昨年1位の「三菱商事」は1ランクダウンの2位となりました。上位企業の顔ぶれを見ると商社・金融系がランクを上げている傾向が見られました。また、IT・食品についても大幅にランクを上げた企業が多く見られました。

コロナ禍で一層の安定を求める学生が増えたことによる大手志向が増加傾向にあることが伺えます。加えて、早期のインターンシップを中心としたプロモーションに力を入れていたことの影響が表れているようです。
24年卒 就職人気企業ランキング
その他にも似たようなランキングの発表がある。そのなかでも個人的に毎回チェックしているのは、学情から発表される「就職人気企業ランキング」です。24年3月卒業予定の大学3年生と大学院1年生8345名を対象に行われた結果は以下の通りでした。

こちらの調査の1位は、5年連続で「伊藤忠商事」でした。総合商社である三菱商事、住友商事、三井物産も資源高や円安がプラスにに働いているようで業績が好調していることもあって、軒並み順位がアップしておりました。
こちらの調査では、学生が各企業のネームバリューだけではなく、業績や市場評価などもある程度考慮に入れての回答であることが伺えますので、年次ごとの就活生の傾向と共に時代の流れも垣間見ることができるように考えております。