インターンシップの参加後に嬉しいこと

マイナビ26年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(8月)では、インターンシップ・仕事体験参加後にもらえると嬉しい企業からのアプローチを聞いています。学生からの回答は、「時間もしくは別のインターンシップ・仕事体験情報」69.4%、「採用選考のスケジュール案内」62.2%、「インターンシップ・仕事体験参加者限定の採用選考の案内」61.2%と上位となっていました。

参加後のキャリア形成支援プログラムや選考に関する案内を望んでいて、次のインターンシップ・仕事体験に関する情報や選考に関する情報が届くことを好意的に受け取っている様子が伺えました。

次に、企業から提示されると志望度が上がるキャリアパスについて聞きたところ、「社内公募などにより自分のやりたいことにチャレンジできる」44.0%が最多回答でした。終身雇用の継続が難しくなり、自分自身でキャリアを気づいていく力をつけることが必要とされるなか、学生自身もキャリアを柔軟に選択したいと考えていて、組織の中で、自分が得た経験やスキルに応じて、次のチャレンジや成長の機会が用意されている環境を希望している傾向が掴めました。また、「育児や介護などライフステージに応じて職位や役職などを変更できる」36.0%も割合が高く、将来的なライフイベントなどに柔軟に対応できる企業を希望する学生が多いこともわかりました。

卒業の進路を確定させたい時期の調査では、3年生年末と3年生3月末までを望んでいる学生が、インターンシップ等のルールが変更後、顕著に増えています。卒業年次は学生としてすべきことと学生だからできることを悔いなく取り組んでおきたいといった考えもあるでしょうから、そんな学生の想いは理解できます。

3年生のうちに進路を決めたい学生にとっては、これからの数ヶ月間が非常に大切な時間となってきます。

学生はどうしても慣れ親しんだ文化圏の価値観で物事を判断する傾向にあります。しかし、自分が生きてきた世界とは異なる文化圏が存在することを肌感覚で実感することが就活では起きるものです。ですから、今までと違う見方や受け止め方が必要になる場面が必ずあるでしょう。慣れていないことでしょうから、戸惑うことも多いかと思いますが、長い人生を自分なりに生きる道を切り開く助けになる力でもありますので、主体性を持って前に進み、モノゴトをしっかり受け止め、観る力を養うことも大切です。

目に見える背景にある、目に見えない取り組みこそ、成長のタネです。ビジセスの世界で活躍している人の背景には、地味で目立たぬ大量行動があるものです。おそらく就活でも学業でも同様ではないかと思います。

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