【27卒・28卒】未来を拓く『自己理解』の旅へ!夏休みは「最高の私」を見つける時

未来を拓く『自己理解』の旅へ!夏休みは「最高の私」を見つける時

皆さん、こんにちは!

いよいよ本格的な夏の到来ですね!大学の授業も一段落して、自由な時間がたっぷりある夏休みが始まる人も多いのではないでしょうか。旅行やアルバイト、趣味に没頭したり、リフレッシュしたり。学生時代の夏休みは、本当に貴重な時間です。

でもね、特に今、学部3年生(27卒)や学部2年生(28卒)の皆さんに、この夏休みを「将来の自分への最高の投資期間」として、少しだけ意識してみてほしいんです。

私たちはこれまで、数多くの学生さんと向き合い、彼らが「納得のいく内定」を掴み、社会で「善くはたらいている」姿を見てきました。その中で、就職活動のテクニックや情報量よりも、もっと根本的に重要だと確信している「ある原点」があります。それは、「深い自己理解」です。

就職活動は、単に会社を選ぶことではありません。それは、あなた自身が「どんな場所で、どんな風に輝きたいのか」を見つける、あなた自身のキャリア形成の旅です。この旅に出るためには、まず自分自身のことを深く知る必要があります。

今日は、なぜ「自己理解」があなたのキャリアの「羅針盤」となるのか、そして、皆さんの夏休みがこの「自己理解」を深めるための絶好のチャンスである理由を、私自身の経験や、多くの学生さんを見てきたキャリアコンサルタントの視点から、リアルに、そして具体的に解説していきます。

この夏を、皆さんが「最高の私」を見つけ、未来を拓くための、大切な一歩を踏み出す時間にしていきましょう!

1. なぜ『自己理解』こそがキャリアの「羅針盤」なのか?

『自分軸』なき就活は「羅針盤のない航海」に

就職活動は、まるで「自分の未来」という目的地に向かう航海のようなものです。この航海で最も大切なのが、進むべき方向を示す「羅針盤」、つまり「自分軸」です。

自分軸とは、あなたが「どんな時に喜びを感じるのか、何を大切にしたいのか、どんな働き方を理想としているのか」といった、あなた自身の価値観、興味、強み、そして「やりたいこと(Will)」の総体です。

もし、この羅針盤がなければ、どうなるでしょう?

  • 「とりあえず、名前の知れた大手企業だから受けてみようかな」
  • 「周りの友達が〇〇業界を目指しているから、私もそうかな…」
  • 「早く内定が欲しいから、どこでもいいや」

こんな風に、自分の意思とは関係なく、周りの情報や表面的な条件に流されて、いつの間にか違う方向へ進んでしまったり、どこに着けばいいのか分からなくなってしまったりするんです。

実際、社会人になってから「こんなはずじゃなかった…」と後悔する人の多くは、「就職活動の段階で、自分自身のことを深く理解していなかった」という共通の原因を抱えています。

だからこそ、就職活動を始める前、あるいは本格化する前に、自分自身の「羅針盤」をしっかりと持つことが、後悔しないキャリア選択をする上で何よりも大切なんです。

『自己理解』は「強み」「興味」「価値観」の3つの輪

「自己理解」と聞くと、「自分の良いところを見つけること?」とシンプルに考える人もいるかもしれませんね。もちろんそれも大事ですが、自己理解はもっと奥深く、多角的な視点から自分を見つめるプロセスです。

私は、自己理解を深める上で特に重要な3つの要素があると考えています。それは、

  1. 強み(Can):何ができるか、どんな時に成果を出せるか
  2. 興味(Will):何をやりたいか、どんなことに心が動くか
  3. 価値観(Why):何を大切にしているか、なぜそうしたいのか

この3つの要素が、まるで三つの輪が重なり合うように、あなたの「自己理解」を形作ります。

自己理解の3つの輪イメージ

この3つの輪が重なる部分、つまり「得意で、心から好きだと思え、そして大切にしていること」こそが、あなたにとって最も輝ける、「最高の私」としてのキャリアのヒントが隠されている場所なんです。

そして、私が最も大切だと考えているのは、この中でも特に「強み」です。なぜなら、仕事で成果を出すためには、最終的にあなたの「強み」を活かすことが不可欠だからです。いくら「これをやりたい!」と強く思っても、それを実現するための「強み」がなければ、期待される成果を出すのは難しいですよね。だからこそ、自分の強みを明確にし、それを仕事の「武器」として磨くことが、学生時代に最も力を入れるべきことだと、私は断言できます。

この連載を通じて、この3つの輪を深掘りし、あなたの「羅針盤」を一緒に作り上げていきましょう。

「夏休み」こそ、自己理解を深める『黄金期間』

「自己理解が大事なのはわかったけど、いつやればいいの?」そう思う人もいるかもしれません。そこで、皆さんの「夏休み」が大きな意味を持ってくるんです!

大学の授業期間中は、毎日が本当に忙しいですよね。講義、レポート、テスト勉強、アルバイト、サークル活動、友人との交流…なかなかまとまった時間を確保するのは難しいはずです。

でも、夏休みはどうでしょう? 授業に縛られることなく、普段よりもはるかに「自分のための時間」を自由に使えるはずです。

  • 焦らずじっくりと自分と向き合う時間
  • 深く思考を巡らせるための静かな時間
  • 自己分析の結果を、友人や家族と話しながら深める時間

このまとまった時間を活用せず、なんとなく過ごしてしまうのは、本当にもったいないことです。多くの先輩が、「もっと夏休み中に自己分析をやっておけばよかった…」と後悔しているのは、まさにこの理由からなんです。

夏休みは、就職活動のテクニックを学ぶ前に、まず「自分という土台」をしっかりと築き上げるための『黄金期間』だと捉えてください。この期間にどれだけ自分と向き合えるかが、今後の就職活動、そしてその先のキャリアの質を大きく左右するでしょう。

2. 夏休みに始める『自己理解の旅』:第一歩を踏み出そう!

『最高の私』を見つける第一歩は「知ること」から

「自己理解の旅」と言っても、何から始めればいいか分からない人もいますよね。大丈夫です。まずは、難しく考えず、「知ること」から始めてみましょう。

この連載では、明日以降、具体的なワークを交えながら「強み」「興味」「価値観」のそれぞれを深掘りしていきます。今日皆さんに実践してほしいのは、その準備としての、ごく簡単な「自分との対話」です。

ワーク1:自分との対話の時間を設ける

⒈ 静かで集中できる時間と場所を確保する:

  • 少なくとも30分、誰にも邪魔されない時間と場所を見つけてください。自宅の静かな部屋でも、集中できるカフェでも、あなたが落ち着ける場所でOKです。

⒉ ノートとペンを用意する:

  • スマートフォンやPCではなく、手書きのノートとペンを用意してください。手書きの方が、思考が整理されやすく、感情も伴いやすいと言われています。

⒊ 以下の問いに、頭に浮かんだことを自由に書き出してみる:

  • 最近、「心から楽しい!」「面白い!」と感じたことは何ですか?(どんな些細なことでも構いません。趣味、アルバイト、友人との会話など)
  • 「これだけは人に負けない、ちょっと得意かもと思えることは何ですか?(勉強、スポーツ、コミュニケーション、計画性など、漠然としたものでもOK)
  • どんな時に「これはおかしい」「納得できない」と感じますか?(あなたの「譲れない価値観」の裏返しです)
  • 将来、「こんな風になっていたいな」と思う大人像はありますか?(具体的な職業でなくても、「毎日笑顔で働きたい」「誰かの役に立ちたい」など、抽象的なものでも構いません)

これらの問いに対する答えは、まだ深く考える必要はありません。ただ、頭に浮かんだ「素直な気持ち」や「キーワード」を、頭の中だけで考えずに、とにかく書き出してみてください。これが、あなたの「自己理解の旅」の第一歩になります。

完璧を目指さず、まずは『一歩』踏み出そう!

「自己分析って面倒くさそう…」「完璧にやらないと意味ないのかな…」そう感じて、なかなか始められない人もいるかもしれませんね。でも、大丈夫です!

自己理解は、一度やれば終わり、というものではありません。まるで旅のように、進む中で新たな発見があったり、時には迷ったりしながら、少しずつ深まっていくものです。

大切なのは、「完璧」を目指すことではなく、「まずは一歩」踏み出してみること。

この夏休みに、たった30分でも、この「自分との対話」の時間を設けることから始めてみましょう。その小さな一歩が、きっとあなたの就職活動、そしてキャリア形成における大きな一歩となるはずです。

まとめ:この夏、最高の『羅針盤』を手に、未来へ漕ぎ出そう!

27卒・28卒の皆さん、就職活動を成功させ、後悔のないキャリアを築くために最も重要なのは、「深い自己理解」です。自分の「強み」「興味」「価値観」という3つの輪を深掘りし、あなただけの「自分軸」という羅針盤を手に入れること。

この夏休みは、その「自己理解の旅」に出るための、まさに『黄金期間』です。焦らず、でも着実に、自分自身と向き合う時間を大切にしてください。

あおもりHRラボは、あなたが青森で(以外の地域でも)「善くはたらく」未来を拓けるよう、この夏からの就活準備を全力でサポートします。さあ、最高の夏にして、未来へ漕ぎ出すための羅針盤を手にしましょう!

1

TOP
TOP