23年卒 就活生の傾向

23年卒予定の大学生・大学院生を対象(n=628)にした「選考参加者数」のアンケート調査結果では、プレイエントリー社数とセミナー参加社数は共に、「10社社以下」の回答が約半数でした。一方、選考参加社数は、「5社以下」が過半数近く、選考に参加する企業を絞り込んでいる傾向が伺えました。就職氷河期には100社以上にプレエントリーし、選考参加者数も30社以上という学生が少なくなかった時代と比べると、売り手市場である現在は、選考に参加する企業をしっかり企業研究している学生が増えているようです。この傾向は22年卒の学生にも見られました。労働人口が減少する時代の就活トレンドの一角が伺えます。

先行を参加する企業をしっかり選ぶためには、何といっても「自分が人生で何を成しえたいのか」をある程度、明確にすることが大切です。そこで重要な役割を果たしてくれるものが、自己認識を高めることです。もちろん20代に考えた思いがその後に変化していくことはありますが、俗に就社先を探すような就活だけはお勧めできません。

Q1:プレエントリー社数

約半数にあたる48.7%の学生は、プレエントリー社数が10社以下であることが分かります。

Q2:セミナー・会社説明会に参加した社数

半数以上の学生はセミナー参加社数が「10社以下」であることが分かります。

Q3:選考に参加した社数

約半数の学生は選考参加社数が「5社以下」となっています。「10社以下」は、7割に迫る68.4%となっており、選考に参加する企業を絞り込む傾向が浮き彫りになりました。

Q4:就職活動を終えたい時期

就職活動を終えたい時期は、「夏休みが始まるまで」が40.1%で最多。次いで「6月末まで」「夏休みが終わるまで」がそれぞれ20.2%で続きました。「納得できるまで続けたい」「自分のペースで頑張りたい」という声の他、「学生最後の夏休みは有意義に使いたい」「学生生活の最後は旅行など、友だちと楽しい時間を過ごしたい」「卒論に専念したい」などの声がありました。

関連記事一覧

TOP
TOP