25年卒採用からインターンシップ、オープン・カンパニーなどと呼称を明確になり、一定の条件を満たしたプログラムでは、インターンシップと採用の連携が可能になったこともあって、夏のインターンシップがこれまで以上に参加者が増加した昨年でしたが、26年卒はどのような考えをもっているのか、「夏休みに取り組みたいこと」について調査(n=495)を実施した株式会社学情から結果が公表されました。
夏休みに「就活準備」で取り組みたいことは、「自己分析」が76.2%で最多でした。次いで「インターンシップ参加」67.5%、「業界研究」66.9%が続いていました。
- 選考が始まる前に就活の軸を定めたい
- 夏休み中に就活を進め、できれば早期選考にもつなげていきたい
- インターンシップに参加する企業を中心に業界・企業研究を進めたい
- この夏休みでどれだけ情報を集められるかが鍵になると考えている
といった学生の声が紹介されていました。
夏休み中に「就活準備以外」で取り組みたいことは、「アルバイト」が63.0%で最多。次いで、「資格取得のための勉強」50.5%、「大学の勉強」38.4%が続いていました。
学生の声としては以下の声が紹介されていました。
- 就活にもお金が必要なので、アルバイトをして貯金をしておきたい
- ガクチカにつながるゼミの研究やボランティアに力を入れたい
業界・企業研究がある程度進んでいる人は5日以上のインターンシップに参加されることがいいと思いますが、まだ未着手や志望がはっきりしていない人は、広く知ることを目的にオープン・カンパニーを複数参加されていることをお勧めしまし。特に学生にはなじみが薄いB to B企業を知る好機として、興味を持った業界・企業に跳び込んでみるのがいいと思います。
また、このブログでもよく触れています自己分析ですが、しっかり取り組むにはどうしてもまとまった時間を確保することが必要になりますので、夏休みを活用するのはとても賢い選択だと思います。
この夏にオープン・カンパニーに参加された方は、その後にリフレクションや業界・企業研究を進め、秋冬に実施されるインターンシップでさらに志望先を絞ることステップを踏まれるといいでしょう。
せっかくの長期間の休みですので、学生時代にしかできそうにないことにも挑戦したいものです。人生にリハーサルはありませんので、今できることを精一杯楽しみながら行うことも大切なことです。でも二度とない人生です。未来のあなたがこの夏を振り返ったときに後悔がないと思えるように過ごすことが大切です。そこで覚えておきたいことは、人間は「やらなかったこと」に大きな後悔を持つ特性があるということです。長期間の休みとはいえ、時間は有限です。賢く選択をしながら充実した夏を過ごしたいものです。
今年の夏も酷暑が続くようです。くれぐれも体調にご留意をされて、未来の自分の土台作りに励んでみてください。