成長性
インターン期間中にどれだけ成長することができるか。難解な課題が出されるため、多くの学生は現在の能力や知識では歯が立たないことを知ることになります。その壁をどのように乗り越え、何を学ぶのかに注視しています。参加後に「何を学んだのか」についてレポート提出を求める企業もあります。
成長性が高いと評価される学生象
- 対立する意見を受け容れられる
自分の考えを柔軟に変えられるか。自分の考えに固執せずに、多様な考えや価値観を取り入れる力がある人は、成長性が高いと評価される。頭の中では容易に理解できる話ですが、実際に行うとなると容易ではありません。あなたと真逆な意見があがったとき、あなたはどうするか問われるのです。 - ワークの中で自分を修正していける
ワークを進めて行くと、自分の至らない能力や知識に気づく場面があります。その気づきをちゃんと認識できるか。気づきを基に修正していけるか。そのスピードはどうか。気づく力とそれを習得する力が大切です。
たとえば、「視点」では、学生は消費者視点で商品やサービスを捉えます。「おいしい」「見た目がキレイ・オシャレ」「CMタレントの印象がいい」といった感じです。
しかし、グループワークでは企業視点が求められるものです。「次に注目される食材や食感は何か」「パッケージの他にマーケティングで強化できる要素は何か」「ターゲット層により近づくメディアは何か」などといったものです。
切り替えができているか。アイデアを出し、それをちゃんと表現できるか。能力や知識の不足が誰にでもあることです。大事なことはそこに気づけるか、そして自分で自分を変える力があるかです。
得意ではないことに遭遇した場面で逃げずに、どうしたらできるかを考え、期限内に成果をつくり出すことができるかが問われます。
積極性
「主体性」の資質に注目しています。ビジネス界で求められている人材像は、「自律していて自走できる人材」です。そのような人材の共通点として挙げられるのが、「主体性」と「自責」です。自分が責任を持って主体的に意思決定をして、責任を持って行動をする。そんな何事にも「自らが源」といった自覚を持って、仕事に取り組む人が人財の候補者要件です。
積極性が高いと評価される学生象
まずは、成長することにポジティブで貪欲であることです。成長することにポジティブ貪欲である。成長と評価の両方を手にしている学生の共通した意識は次のとおりです。
- 社員に徹底的に質問する(疑問をその日のうちに解消する)
- 周囲と打ち解け合う。優秀な学生は対立する傾向にあるが、高め合うことを優先する
- 大きな声で話。存在感を出す(社員に覚えてもらえるとアドバイスがもらいやすい)
もう一つ覚えておくといいことは、チームに貢献することに徹底していることです。目的をはき間違えて、浮いてしまう学生のパターンとして、目立つために議論を仕切り、リーダーシップを出すものがあります。でも人事はそういう姿をしっかり観ているのです。評価が高い学生は次のとおりです。
- 自分にできることを考え、サポート的な役割でも本気で取り組む
- 有益な発言ができるように、情報収集をして、みんなと共有をする
- 学生だけで集まっているときにこそ、チームを盛り上げようとする
一緒に働きたいか
挨拶や笑顔、取り組む姿勢、言葉遣い、態度などを通した印象が「気持ちがいい人」か。努力しているあなたを応援したくなるか。職場の仲間として一緒に働きたいと思えるか。企業文化に馴染むか否かについては、結構シビアに注視しているものです。
希望する企業のインターンシップに参加が決まったら心から嬉しいことでしょうが、気を引き締めて準備に起こなりのない状態で当日を迎えるようにしましょう。そのためにも、過去に行われた課題等の情報収集とその対策をしっかり行いましょう。