就職みらい研究所より「26年卒インターンシップ・就活順次に関する調査(9月時点)」の結果が発表されました。
今回の調査では2026年卒学生のインターンシップ等のキャリア形成支援プログラムへの参加状況について調査しました。2022年6月からインターンシップをはじめとしたキャリア形成支援に係る取り組みが4つに類型化されました。本調査では、オープン・カンパニー(タイプ1)、キャリア教育(タイプ2)、インターンシップ(タイプ3・タイプ4)を「インターンシップ等のキャリア形成支援プログラム」として調査を行っています。まず、9月時点でインターンシップ等に参加した学生は78.8%、平均参加社数は5.75社でした。参加件数全体におけるプログラム期間の割合は、1日以下のプログラムが82.1%で大半を占めました。2日以上のプログラムに参加しなかった理由については、「2日以上のプログラムの選考に通過しなかった」と回答した学生の割合が2025年卒と比べて10ポイント以上高い結果となりました。プログラム期間別のプログラム内容を見ると、業務の一部を経験したり見学したりできる内容の割合は、「5日以上」のプログラムの方がより高いことが分かります。参加したプログラムの良かった点を聞くと、「自分のスキルを見極めることができた」の割合は、「1日以下」と比べて「5日以上」の方が高く、20ポイント以上の差がありました。学生からは、インターンシップ等に対して期待と不安の両面から、早期選考に関するコメントが挙がりました。近年ではインターンシップ参加後に企業から早期選考の案内が行われるケースがあり、選考に直結する機会を求めて参加する学生も増えているようです。周囲の状況に流されることなく、実際の業務の一部を経験できる機会などを活用し、自分らしい進路選択基準を探索しながら、今後のキャリアについて考えていただきたいと思います。