企業選びの決め手

6月から選考が本格化する「25年卒本選考直前レポート」がワンキャリアから発表されました。今回の調査では企業選びを軸としたものでした。26年卒以降のみなさんにとっては、リアルな就活スケジュールの傾向をつかめるかと思います。

まず、25年卒の現状としては、4月末で内々定70%越との情報が流れるなかで、現在も活動を続けている学生が85%以上となっていました。

次に就活を始めた時期を尋ねたところ、約7割の学生が23年6月までに就活を始めていることが明らかになりました。これは、3年生の夏季インターン前(4~6月)に就活を始める学生が半数以上であることがわかりますが、ここで大切なポイントは、それ以前から前準備に取り組んでいることを理解することです。

就活をいつ終える予定ですか? と尋ねたところ、24年6月まで続ける予定の学生が80%以上でした。上述の結果と合わせて見ると、多くの25年卒学生は23年6月からおよそ1年間の就活を行っていることがわかります。就活が長期化していることが伺えます。

志望業界/職種を決めた時期について尋ねたところ、業界・業種共に23年6月11.6%/11.4%、23年10月20.4%/21.0%がピークであったことがわかりました。いずれも夏季・冬季インターンシップ前の時期となるので、インターンに関する工法が業界・職種の選択に影響を及ぼしていることが推察されます。

企業選びで最も重視することに関する質問では、「企業内の雰囲気がいい」15.7%が最も多く、続いて「ワーク・ライフ・バランス」13.1%となっていました。入社する企業を選択する時期に差し掛かり、入社後の姿をイメージする上で「一緒に働く人の雰囲気」や「私生活との両立が可能か」を見極めていることが伺えました。

企業を選ぶ上での最大の決め手になったものに関する質問では、「企業説明会の内容」40.9%が最多の結果でした。就活において学生が企業を目にする最初の機会が企業説明会であることからも、企業説明会の内容や雰囲気が学生の選択肢に大きな影響を与えていることが伺える結果です。

最近では、大手就活サイトが実施する合同説明会とは別に、企業単独で実施する説明会に学生が多く集まる傾向が見られます。各企業の特徴が伺え、参加学生から高評価を得ている内容で実施されています。合説ではどうしても時間的制約や画一的な内容になってしまいがちですが、自社の魅力を充分伝えようと知恵の結晶ともいえる企業が独自に実施する説明会には、注目したいところです。

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