自分を咲かせる

24年卒就活生の就職先決定が進み終盤となってきました。進路決定した皆さんはホッとしていることと思いますが、今のうちに自身の就活をちゃんとリフレクションしておきましょう。

就活でどんなよいことがあったでしょうか? どんな失敗がありましたか? 特に失敗からは今後に活かせるように学びを得ておきましょう。この習慣はとても大切で、「賢い実務家」と言われる職業人の共通した習慣です。

現在も活動続行中の方は、過去を嘆いても仕方ありません。それよりも過去から改善の種を見つけることです。過ぎてしまった時間を戻すことはできません。今ココに意識を向け、できることを全力で行動しましょう。

いま少し元気が曇っているあなたに、坂村真民先生の詩を紹介します。

よわねを はくな

くよくよ するな

なきごと いうな

うしろを むくな

坂村真民

真民先生は「どんな小さい花でもいい、自分の花を咲かせよう」と若い人たちに語っておられました。誰かの真似をするのではなく、自分で切ろうして考え、自分独自の花を咲かせてほしいと願っておられたのです。

長い人生では、就活もワンシーンに過ぎませんが、そのワンシーンもあなたの人生。二度とない人生、あなたの在り方が試されているのです。くじけず、腐らず、投げ出さず、コツコツ自分の可能性を信じてやり続けましょう。 けっぱれ!

学生の皆さんが職業人になれると、共通して求められることのひとつに、どんなことからも、どんな人からも、学ばせていただくという意識をもつことです。学ぶことで、次に活かすことができる。活かすことができた分だけ成長につながるのです。

人は誰でも、苦手意識を持っているし、劣等感だって、思い込みも持っています。そういうものが内と外の境に壁をつくるのです。さらに壁を乗り越えることができないとまで思うようになるのだと思います。本当はその壁は越えることも壊すことも自分でできるのです。

学生の皆さんにとっては、これまでよりも、これからの方がずっと長い人生です。誰かに委ねるのではなく、主体的に物事を自分で決めることに意識を向けましょう。すると自責の自覚が宿り、真摯な気持ちで行動ができるようになるものです。そうした取り組みの結果として欲しい成果を手にすることができるのだと思います。

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