就活生の豆知識として「知っとこ!」を軸に時々ご案内しております。今回は、面接準備の前に知っとこ!を紹介します。
面接における判断材料は、勉強ができる/できない、といったことではなく、これまでに何を成し遂げてきたか/その努力をしてきたか、だと考えています。
なぜならば、学業成績や保有資格と、成果を出す力は別物だからです。もちろん、資格がないと就くことすらできない仕事もあるので断定的な話ではありません。
資格といえば最近は若者の車離れもあって、運転免許証を持っていない若者が増えていますね。私が18・19歳の頃は、身分証明として代替するものがなく、ある時期になると友人たちは一斉に教習所に通ったものでしたが、近年では高校の修学旅行先が海外というケースも珍しくないようで、「身分証明はパストートがあります」と聞き少し驚いたことがありました。
話を面接に戻します。
優秀な学業成績を修め、難関な資格を持っていても、与えられた仕事で成果を出せない人よりは、極端な話ですが、ギリギリで卒業とか学歴がなくても、輝く資格がなくても、与えられた仕事で成果を出してくれる人を採用したいと考えるのは、至極真っ当な判断基準なのです。
知り合いの経営者は「稼ぐ社員は何人いても邪魔になることはない!」と語っていましたが、これこそ経営トップ本音の真実の言葉ではないかと思います。
「成果を出すための力」は、きちんと学ぶことで資質を上げることが可能です。例えば新入社員当時は、個人が持つ能力や環境で差があったとしても学びを積むことで、差を埋めるどころか、頭一つ先んじることだって果たせるのです。
ここで重要キーワードとなるのがコミュニケーションの習慣・癖を正しく矯正することです。このことは多くの識者が同様のことを示されています。
簡単にお伝えすると、コミュニケーションは矢印の向きが大事だということです。
一般的にあなたが誰か(相手)と自然体でコミュニケーションをしている場面では、【あなた→相手】or 【相手→あなた】の矢印になっているものです。発信者から受信者へ矢印が向いている状態です。
ですが、あなたもどこかで聞いたことがあるように「相手の立場になって・・・」を実践しようとすると、あなたが発信者のとき、矢印は逆向き【あなた←相手】にすることが重要なのです。
実はこれ、意識していないとできないものです。一定の時間が経過して習慣化出来たと思っても、油断するとすぐに元に戻ってしまう成長課題でも難題の一つと考えられているものです。
つまり、一夜漬けやその時限りのメッキでは歯が立たないのが社会の現実で、それも資質的に上に行けば行くほど厳しさが増すものだと思うのです。
機会のある度に、「学生生活の間に、心友つくり、コミュ力を自分に躾ける」ことをお勧めしています。心友とは、耳の痛い話でもあなたの人生を思って真摯に伝えてくれる、文字通りソウルメイトのことです。
コミュ力については、就活準備のなかで理解を深めた方も多いでしょう。他者と関わりを持つための必須の能力です。これがちゃんと身についてないと、仕事でもプライベートでも、上手くいくことはなく、はっきり申し上げると、一度限りの人生を豊かなものにすることは至難と謂わざるを得ません。
どんなに高い学歴を持っていても、どれだけ素晴らしい資格を持っていても、コミュニケーションが常に自分→相手パターンだけしか取れない人が社会にでると、「残念な人」といった評価しか得られないのです。
人間力には、当然このコミュ力も含まれます。特に性別や年齢に区別なく、先々のワークにもライフにも大きな影響を及ぼすものです。
社会人にとって人間力とは、重要なOSといえます。ですから、前述したように学生生活を過ごしている今こそ、自分できっちり躾けることをお勧めします。明日は立春です。何かを始めるにはとってもいいハレの日です。
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