GWが明けていよいよ25年卒の就活も佳境にはいった感が高まってきました。同時に25年卒の皆さんにとっては夏休み期間にインターンシップ等の参加をどうしようか、どこにしようかと、悩まれている方もおられるのではないでしょうか。
今では就職活動の大きな流れとしてインターンシップ等の参加が一般化されていますが、単に流れに乗って参加されても得るものは少なく勿体無いことです。
参加する・しないの二択であれば、絶対に参加した方が良いとお勧めできます。
ただし、その条件としては自身のなかで参加する目的を明確にしておくことです。これがないと前述したようにタイパの悪い体験になってしまいます。
例えば、24年卒学生を対象に3月に行われた調査では、9割(93.6%)の学生がインターンシップ等に参加していたことが明らかになっています。参加経験者の応募した理由について尋ねた回答の上位5項目は以下の通りです。
- 業界理解を深めたい 78.5%
- 社風や職場の雰囲気を見たい 48.6%
- 採用選考に有利に働くと考えた 46.4%
- 企業のことをより深く理解できる 45.5%
- 周りが応募している方 37.3%
理由の上位に挙がった声からは、興味のある業界や企業についての理解を深めることを目的にしていた先輩が多くおられたようです。
そうなると現在25年卒の皆さんの業界・企業研究がどの程度まで進んでいるのかが気になるところです。
なかには、自分のやりたいことや興味関心がまだはっきりしていないという人もおられるかも知れませんが、それでも卒業後の進路を就職と考えているのなら、社会にはどのような仕事があるのかを知る機会としてインターンシップ等の参加を検討されてみることをお勧めします。幅広く業界や企業を知り、視野を広げる絶好の機会だと思います。
25年卒からのインターンシップはこれまでとは変わり、一定の要件を満たしたインターンシップについて、「取得した学生情報を広報活動・採用選考活動に活用することが可能」になりました。(詳細はコチラでご確認ください)
これにより、インターンシップと企業の採用活動が結びつき関連性が強まりました。今後は、参加経験者の応募した理由3位の採用選考に有利に働くことへの期待値も高くなるのではないかと思われます。
今後実施されるインターンシップ等は、類型によって期間が異なりますし、当然プログラム内容も変わります。応募の際は、目的から選ぶことが良いのではないかと思われます。
例えば、短期間の類型である1day仕事体験などのメリットは、オンライン開催も多く気軽に参加できるのもが多くあります。幅広く業界や企業について知り人に向いているでしょう。一方で、デメリットとして、就業体験ができるプログラムは少なく、実際の社風や職場の雰囲気を理解するまでには至らないケースが多いと考えられます。イメージとしては合説の企業ブースにおけるプレゼンを傾聴するような感じです。
長期の類型であるインターンシップは5日以上の期間があるプログラムとなります。こちらのメリットは、就業体験の機会が多く、自分がその仕事に向いているかどうかを見極める体験ができるでしょう。また、職場の雰囲気や社風文化に触れることで職場環境についても良く理解することが可能です。期間が長くなるほどに、そこで働く社員とのコミュニケーションの質量も増え、良好な関係性を築くことも期待できます。一方で、デメリットは、実際に職場へ行くことになりますので、交通の把握やまとまった時間の確保が必要となります。実社会で事業を稼働している職場での体験学習となりますので、初めて体験する学生にとっては難しいと感じることが少なくないのが普通です。恐らく慣れるまで緊張もするでしょう。イメージとしては、全く未知の世界に足を踏み出すような経験ですが、やった人しかわからない充実や満足が得られるでしょう。また、将来の進路を定めるきっかけとなったのがインターンシップの経験だった、と話す社会人の先輩は少なくありません。
多くの企業では複数のインターンシッププログラムを提供していることがあります。初めは短期に参加して企業を理解し、あなた自身が「ピーン!」と来た企業では、改めて長期プログラムに参加してみることも可能かと思います。
就活の先にあるあなたのファーストキャリがここから納得できる企業であるためにも面倒がらずに意欲的に体験学習に踏み出されることをお勧めします。
私たちあおもりHRラボは、地元就職を志望されている学生を全力で応援いたします。ご相談などがございましたらコチラよりお問い合わせください。