23年卒就活生の10月10日時点での内定率が89.6%(前年比2.4pt)であったとのがマイナビから公表されました。企業の採用意欲の高丸の影響もあり、今年は3月1日の調査開始から今回の調査までいずれの月も内定率・平均内定保有社数ともに前年比増で推移した結果になっていました。
10月に入り各社で内定式が行われましたが、対面形式の内定式に参加した学生の声には、「同期と実際に会えてよかった」が76.4%で最も多く同期との交流に満足した学生が多かったようです。一方で、「会社の方の話を聴くだけでなく、一人ひとりの抱負などを話す機会があるとよい」「大人数での開催だったため、同じ事業所で働く動機を見つけることに苦労した」などの意見もありました。
24年卒の後輩へのメッセージでは、自身の体験から学んだことと思われる、就活に向かう真摯な姿勢やテクニカル面でのアドバイスなどが多数挙がっていました。下記にその一部を紹介します。
- 自己分析はあらゆる角度から徹底的に行うべき。人によっては時間がかかるため、3年生のはじめに友だちなど誰かと始めるのが理想的。受かる見込みがない企業でも、気になるところがあるのなら、後から後悔しないためには挑戦してみるのが良いと思う。
- 自己分析をとにかくするべき。モチベーションの原点や将来の生活で何を大切にするかを考える。大手ばかり見ても全国転勤や営業など自分に合わないと感じることもあるため、知名度や給料のみに左右されない。
- 3月から想像しているより忙しくなるので、とにかく早めの行動が大切です。また、本選考でエントリーしようと思っている職種は、1社でも良いのでインターンシップに参加しておくとよいと思います。参加を通して職種理解が深まるので、ESをスムーズに書き始められます。
- 私は面接直前の会社においての対策や、面接自体の内容を大きめの付箋に一つずつメモをして、ルーズリーフのノートに貼るようにしていた。そうすることでオンライン面接の時は自分の手元に大事なメモだけ置いておくことができる。また、メモすることが増えた場合はノートだと書けなくなることもあるが、ルーズリーフタイプのノートに付箋を貼ることで追加のメモがあっても付け足したり、入れ替えることも可能なので便利だった。
- 自分だけでは気づけないこともあるので、恥ずかしいとは思うか、家族や友達に見てもらうべきであると思う。
- 1人で抱え込まずに周りの家族や友人、先輩、先生などを頼ってES添削なり面接対策なりをすることが一番の近道だと思うので実行して欲しい。
後輩にあたる24年卒学生諸君は、就活を終えた先輩から何を学ぶかを試される番になりました。自己分析、ESの内容、面接対策などやるべきことは山ほどあります。当事者となった途端に就職活動に対して慎重になりすぎる人を時々見かけますが、それも考えものです。慎重になりすぎるよりもどんなときでも誠実にかつポジティブに前に進む行動が大切です。
近々自己分析のキーポイントとなる強みをテーマにしたワークショップを開催予定です。ご興味のある学生の皆さんは、告知までしばらくお待ちください。