最近は、就活の早期化が進んでいる話題を頻繁に耳にします。同様にインターンシップにもその傾向がみられます。実際に就活生は、いつ頃から活動を始めているのか? どんなことを重視してインターンシップ先を選んだのか? など。ディスコが行った「インターンシップ特別調査」で23年卒予定の就活生の現状が見えてきました。
早期化
インターンシップも早期化している感はあったものの、実際に「応募する企業探しを始めた時期」についての回答では、大学3年6月がダントツに多くなっていました。
次いで、同5月、4月となっていて、約7割の学生が、3年生になってからの3カ月で動き始めていることが分かります。
学業への支障や両立を考慮して、夏休み期間を活用してインターンシップに参加する学生が多いことがその背景にあるのでしょう。

重視事項
実際に「参加する企業を選ぶ際に何を重視したのか」についての回答を見ると、とても重視した・やや重視したを合わせた割合が最も多かったのは「プログラム内容の詳細が記載されていること」で、8割強でした。
続いて、「学業に支障が出ないこと」が8割弱、「実践的な仕事を経験できること」が7割弱と、いずれも高い割合を占めています。
また、本選考で優遇されるかや、採用直結であることなど、採用に有利になることを求めている学生が少なくないことが分かります。

参加後のアプローチの有無
インターン終了後に企業から何らかのアプローチがあったかの問いに対しては、77.6%があったとこたえていました。その内容は次の通りです。
- 早期選考の案内 43.8%
- 参加者限定セミナーの案内 21.2%
- エントリー(プレエントリー)の案内 20.0%
- 懇親会・社員座談会の案内 14.7%
- 参加者限定インターンシップの案内 13.9%
人気のあるインターンシップは、本選考よりも倍率が高いといった話題も見聞きすることがありますが、学生にとって魅力的な優遇策がその背景にあるのではないかと思われます。
自分が心から納得できる状態で就活を終えるためには、大学2年生の秋冬には自分の将来を見据えて就活の戦略を構築する必要がありそうです。