ちょっと面白い調査結果を見つけました。「上司が弱みを打ち上げている部下/打ち上げていない部下の比較調査」です。
部下に弱みを見せている親しみやすい上司「オープン上司」と、部下に弱みを見せていない威厳を感じる上司「ストロング上司」。何ともイメージがつきやすい区分です。2タイプの上司を見ている部下の視線がよくわかる結果です。どちらがいい悪いじゃなくて、より良い組織・チームを構築するためのヒントとして読み解くといいのではないでしょうか。
Q1:「オープン上司の部下」の約9割が「少子とよい関係を構築している」と回答。「スト論部上司の部下」よりも53.8pt高い結果でした。

Q2:「オープン上司の部下」の方が、「ストロング上司の部下」よりも34.3pt高い結果でした。

Q3:「オープン上司の部下」が「ストロング上司の部下」よりも37.8pt高い結果でした。

Q4:「オープン上司の部下」が「ストロング上司の部下」よりも38.9ptたかいけっかでした。

Q5:飲ミュケーションと業務中の雑談は潤滑油として大事です。

Q6:約4割から「上司に信頼されていると感じる」、「上司に気軽に相談しやすくなる」の声

Q8:上司が見せてくれている弱み、「苦手なタスクや仕事に就いて」が最多でした。

Q9:「ストロング上司の部下」の約3割が「上司に弱みも見せてほしい」との本音が伺えました。

Q10:上司に弱みも見せてほしいと思う理由、「悩みや不安を相談しやすくなると思うから」が最多でした。コレ大事です。

上司に弱みも見せてほしいと思う理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=29)と質問したところ、「親しみを感じやすくなるから」や「安心して仕事がしやすくなる」などの回答がありました。
・32歳:本心がみえるから。
・32歳:上司は完璧に見える人なので、弱いところを見られたら人間味を感じ、今よりもっと親しみを感じやすくなるから。
・24歳:できないことはできないと言ってくれないと、他の社員が上司に頼んだことも自分に回ってきて仕事が追いつかないから。
・34歳:心を開いてもらった感じがして自分からも話しやすくなる。親近感が湧く。
・33歳:距離が縮まって安心して仕事がしやすくなる。
Q12:少子に弱みを見せてほしいと思う場面、「業務中に雑案しているとき」が最多でした。

Q13:上司に見せてほしい弱み、「苦手なタスクや仕事について」が最多でした。

この調査からは、上司が弱みを見せてくれることが、関係性の構築に良い影響を与えることが明らかになりました。上司が本音を明かすことで、上司からの信頼を実感したり、部下が上司に相談しやすくなるなどのメリットの声を捉えると、完璧な姿を見せるよりも、ありのままで弱い部分も見せることができる上司・部下の関係が理想の形になっていると伺えました。
人間は等しく不完全な存在です。その不完全さから滲み出る謙虚さがあれば、共に働く仲間に弱い部分を隠す必要は無用なのだと思います。多様な人材がいるからこそ、互いに補い合うことができるのが組織の良さだと思います。
「部下は上司を選べない」と言われますが、上司との関係性は仕事だけではなく人生にも大きく影響が及ぶ大事な要素だけに、上司となる人間の資質が問われるところです。時代感覚を研ぎ澄ませて、この時代に求められている上司像と、自身のマネジメントスタイルの差分を把握して必要な対策ができるかどうかが問われます。