インターンシップ体験者の声

ここ数年、学生に限らず企業側においてもインターンシップについての関心度が毎年高く更新しているように感じています。これもコロナの影響が小さくないのだが、学生にとっても企業にとってもよい傾向であることに違いはないだろう。

インターンシップへの参加について不安や心配を持つ学生の話を聞くと「実際何をするのかわからないから」といった旨の話が少なくありません。個人的に、インターンシップ体験談の情報が少ないとも、情報入手が困難だとも考えたことがなかったので驚いた。

参加したインターンシップで、実際にどのようなことを体験しましたか?

の問いに答えた人たちの集計があったのでシェアします。

現場を見学

  • 工場見学、ワークショップ。(1999年卒/千葉県/男性)
  • 社内各部署で大まかな仕事見学。(1998年卒/静岡県/男性)
  • 歯科医院において歯科治療のアシストについて、まじかで治療を見学。(2004年卒/山口県/男性)

自分が入社したら働くことになるかもしれない社内や工場を実際に見て回る企業は多い。現場でどんなことが行われているのか、仕事の流れや作業をしている人たちの話などを聞きながら、現場を見学するケース。

営業先への帯同

  • 小規模の商社で営業の外回りでの補佐をして顧客対応などを学んだ。(1996年卒/茨城県/男性)
  • 会計事務所で顧問先訪問に同行した。(2007年/大阪府/男性)
  • 銀行で基礎的な銀行業務の説明と営業周りへの帯同をした。(1997年山形県/男性)
  • メーカーで可否発部門の見学やチームワークの参加。

商社やメーカーでは、営業部の人と一緒に取引先などを回る体験をしたという声も多く聞かれる。社内での作業とは違って、まさに社会人ならではの体験といえる。実際に働く社員の人と深い話ができる機会もある。

模擬体験や課題作業

  • 旅行代理店で擬似的なプランを組んだり、グループごとに競い合ったりした。(2002年卒/埼玉県/男性)
  • 医療機器メーカーで営業や開発などに分かれて実際にどのような仕事をしているのかシミュレーションをした。(2018年卒/東京都/男性)
  • IT企業でシステム開発やホームページ制作など初歩的な業務を行った。(1996年卒/宮崎県/男性)
  • 課題を与えられて回路設計し、それを製作して動作確認した。(1990年卒/静岡県/男性)
  • 東京23区の役所の人と仕事内容について学びながらワークショップを行った。(2016年卒/千葉県/男性)
  • 金融業界で金融について学び、ぐうっループワークやプレゼンテーションを行った。(2015年卒/埼玉県/男性)

説明を受けるだけではなく、実際に作業をやってみることで、その企業が行っている業務内容をより詳しく知ることができるのが、模擬体験や課題作業を行うメリットです。

実作業の手伝いや実務体験

  • 情報システム開発の会社で開発の流れを見学後に下流工程の開発に参加。(2015年卒/愛知県/女性)
  • 薬品メーカーで工場見学、製品の原料から薬を作る工程を学び、実際に3日目から原料、製造、分析、等色々な実務を学んだ。(2006年卒/京都府/女性)
  • 広告業界にて求人募集するために電話アポイントをおこなった(2014年卒/千葉県/男性)
  • 代理店で資材の作成工程やプレゼン方法を学び、市場調査の下調べなどを手伝った。(2000年代前半卒/東京都/女性)
  • IT企業で書類の打ち込み。(2015年卒/東京都/男性)

最も多かった回答が実際の作業を手伝ったり、業務を体験したというもの。その会社で働く社員の人たちと一緒に作業を行うことで、業務内容を知るだけではなく、現場で働く人たちの苦労や達成感なども体験でき、将来、自分が働くイメージにリアリティが出て、より良い体験に繋がっていく。あおもりHRラボが提供するインターンシップも同様に、参加者にとって貴重な体験となるように意図と方法をしっかり練り準備をしています。

実社会で生きる覚悟が定まる

インターンシップに参加した感想として聞かれた声の中に「毎日働くことの大変さを知った」、「社会で働くことへの覚悟ができた」といったものがある。外から見ているだけではわからない、企業の中身を知ることができるのは勿論のことで、実務を学ぶだけではなく、社会を学ぶことができ、その地で生きていくことに思いを馳せることができる貴重な時間と体験です。

働くこと、その地域で暮らすことにどれだけ思いを馳せたかで、入社2~3年までの伸びしろが見えてくるもの事実です。将来の自分のためにインターンシップを活用してみてはいかがでしょうか。

関連記事一覧

TOP
TOP