25年卒 採用活動を振り返ると

10月に入り企業では25年卒内定者を迎え、内定式等を実施が始まりました。弊社でも1日内定式を行い、その後2日間で内定者と入社2年目までの社員合同の研修を開催いたしました。

各方面で25年卒就活・採用の総括的話題が出始めています。今回はマイナビから発表されたデータにフォーカスします。既に就活をスタートした26年卒業予定の学生もおられるなかですが、いま一度注目いただきたいと思います。

まず、調査によると、インターンシップや仕事体験への参加率は85.7%となり、調査を始めた14年卒以降最高を記録したようです。これは3省合意でインターンシップ等の学生に向けたキャリア形成支援が強化されたことが功を奏する結果につながったと思います。

企業の採用状況を見ると、25年卒の内々定率は4月で60%を超え、6月末にはさらに8割を超える状況でした。これは昨年と比較して大きな増加となりました。人手不足の影響もあり、採用意欲が高まっている状況が現れたと思われます。

また、6月時点での採用充足率が32.0%となり、昨年よりは若干の改善が見られましたが、全体で見ると依然として厳しい状況にあります。26年卒採用についても今年の採用傾向が引き続くと推察できます。

次に学生視点で見ると、25年卒の学生の多くは、キャリア形成活動を早期に開始したいと考えていて、調査によると1年生や2年生から始めたいと答えた学生は51.3%になっていました。企業のリクルート活動の早期化とともに、学生自身が自らのキャリアに対する主体的な意思を高めている様子が伺えます。1・2年生時からキャリア形成への具体的な行動が進む傾向が広まるのではないかと思われます。あおラボではこの流れをキャッチして、2年生秋頃を目安に着手されることをお勧めしております。

企業における新卒採用は改善を積みながら、新卒採用市場全体が変化を続けています。26・27年卒業予定の学生の皆さんにおかれましては、主体性を持って意欲的に自身のキャリア形成と向き合うことが課題ではないでしょうか。つまり、自分自身との対話を重ねながら自己分析を深められることが大切だと思うのです。

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