社会にどう影響を与えたいか?『貢献』のパーパスを見つけるワーク

社会にどう影響を与えたいか?『貢献』のパーパスを見つけるワーク

皆さん、こんにちは!

新連載『未来をデザインする!「自分らしい生き方」発見ノート』、第4回目です。

一昨日は『人格・能力』、昨日は『家庭・ライフスタイル』と、未来の自分を多角的に描いてきましたね。皆さんの「なりたい自分」が、少しずつ鮮明になってきているのではないでしょうか。

今日は、その「なりたい自分」が、「社会に対してどんな影響を与えたいか?」という視点、つまり『貢献』のパーパス(存在意義)について深く掘り下げていきます。

「社会貢献って、NPOとかボランティアだけ?」

「自分にそんな大それたこと、できるのかな…」

そう感じる人もいるかもしれません。しかし、社会貢献は決して特別なことではありません。日々の仕事や生活の中で、「どんな人たちを笑顔にしたいか」「どんな課題を解決したいか」といった、あなたの「誰かの役に立ちたい」という純粋な気持ちが、立派な貢献のパーパスとなり得ます。

Z世代の皆さんは特に、自身の仕事が社会に与える影響や、企業の存在意義(パーパス)を重視する傾向があります。この視点を明確にすることは、就職活動で「なぜこの会社なのか」を語る上で、強力な武器となります。

さあ、あなたの『なりたい自分』が社会に与えるポジティブな影響をデザインしていきましょう!

1. 『貢献』のパーパスとは何か?Z世代が重視する意味

「貢献」や「パーパス」という言葉は、最近よく耳にするようになりました。これは、企業だけでなく、個人にとっても非常に重要な概念です。

1.1 『貢献』のパーパス:あなたの「なぜ?」を明確にする

『貢献』のパーパスとは、あなたが**「どんな人たちに、どのようなポジティブな影響を与えたいか」という、あなたの「存在意義」や「働く意味」を指します。これは、あなたの仕事や行動の「なぜ?」という問いに対する答えでもあります。

  • なぜ重要?
    • 仕事への深いモチベーションとやりがいに繋がります。
    • 困難に直面した時に、立ち返るべき「軸」となります。
    • 就職活動において、企業のパーパスと自身のパーパスを合致させることで、説得力のある志望動機を語ることができます。
    • Z世代は特に、「社会に良い影響を与えたい」「意味のある仕事がしたい」という意識が強いため、このパーパスを明確にすることが、企業選びの重要な基準となります。

1.2 貢献の形は多様である

社会貢献の形は、決してNPOやボランティア活動に限りません。企業での仕事を通じて、様々な形で社会に貢献することができます。

  • 製品・サービスを通じた貢献:
    • 例:人々の生活を便利にするアプリ開発
    • 例:環境に優しい製品の製造
    • 例:健康を支える医療機器の提供
  • 組織内での貢献:
    • 例:チームの生産性を高めることで、企業の成長に貢献
    • 例:後輩の育成を通じて、組織全体の能力向上に貢献
  • 地域社会への貢献:
    • 例:地域の活性化イベントへの参加
    • 例:地域産品を広める活動

重要なのは、あなたが「誰の、どんな課題を解決したいのか」「どんな価値を提供したいのか」という視点を持つことです。

2. ワーク:『ソーシャルインパクトワーク:私の「貢献したいこと」リスト』

あなたの「貢献したい」という気持ちを具体的に掘り下げるために、身近な社会課題や、あなたが心を動かされた経験から、パーパスを見つけるワークに取り組んでみましょう。

2.1 ワーク:『ソーシャルインパクトワーク:私の「貢献したいこと」リスト』

このワークを通して、あなたが社会に対して与えたいポジティブな影響を明確にし、あなたの「貢献のパーパス」を言語化してみましょう。

【準備するもの】

  • 紙またはノート
  • ペン

【ワークの進め方】

  1. 心を動かされた「課題」や「出来事」を書き出す(10分):
    • これまでの人生で、あなたが「これは何とかしたい」「もっとこうなればいいのに」「感動した」「心を揺さぶられた」と感じた社会課題や出来事を、思いつくままに書き出しましょう。
    • 例:
      • ニュースで見た貧困問題
      • 地域の高齢者が困っている姿
      • 友人が就職活動で悩んでいたこと
      • 環境問題に関するドキュメンタリーを見た時の衝撃
      • 誰かのアイデアで、世の中が劇的に便利になった瞬間
      • 自分が困っていた時に、誰かに助けられた経験
  2. 「誰に、どんな影響を与えたいか」を深掘りする(15分):
    • 書き出したそれぞれの課題や出来事について、以下の問いに答えてみましょう。
    • 【課題・出来事】: (例:地域の商店街が活気を失っている)
      • ①誰に、どんな影響を与えたいですか?
        • (例:商店街の店主さんたちに、もう一度活気を取り戻して笑顔になってほしい)
        • (例:地域の人々に、買い物の楽しさや交流の場を提供したい)
      • ②そのために、あなたはどんな「価値」を提供したいですか?
        • (例:新しいアイデアや企画力で、集客イベントを成功させたい)
        • (例:デジタルツールを活用して、情報を発信し、若い世代を呼び込みたい)
      • ③なぜ、それがあなたにとって重要ですか?
        • (例:自分も昔、商店街で温かい交流があったから、その良さを次世代に繋ぎたい)
        • (例:人が笑顔になる姿を見るのが好きだから)
    • 【課題・出来事】: (例:友人が就職活動で自信をなくしていた)
      • ①誰に、どんな影響を与えたいですか?
        • (例:就活で悩む学生に、自信を持って自分らしく挑戦してほしい)
      • ②そのために、あなたはどんな「価値」を提供したいですか?
        • (例:自分の経験や知識を共有し、精神的なサポートをしたい)
        • (例:自己分析の具体的な方法を教えて、強みを見つける手助けをしたい)
      • ③なぜ、それがあなたにとって重要ですか?
        • (例:自分も同じように悩んだ経験があるから、同じ思いをする人を減らしたい)
        • (例:人の成長をサポートすることに喜びを感じるから)
  3. あなたの「貢献のパーパス」を言語化する(5分):
    • ステップ2で書き出した内容を読み返し、共通するテーマや、あなたが最も強く「これをしたい!」と感じることを、簡潔な言葉でまとめましょう。
    • これが、あなたの「貢献のパーパス」の核となる部分です。
  4. 【私の「貢献のパーパス」】
    • 例:テクノロジーの力で、情報格差をなくし、誰もが学び続けられる社会を創る。
    • 例:人々の「働く」をより豊かにすることで、組織と個人の可能性を最大限に引き出す。
    • 例:食を通じて、地域の魅力を発信し、人々の心と体を健康にする。

【ワークのポイント】

  • 小さなことでも構いません。あなたが「これならできるかも」「これなら頑張れる」と思えることから始めましょう。
  • 完璧な言葉でなくても大丈夫です。まずは、あなたの「想い」を形にすることが大切です。
  • 複数のパーパスが出てきてもOKです。それらがどう繋がっているかを考えてみましょう。

まとめ:あなたのパーパスが、就活の「なぜ?」を語る力になる!

皆さん、今日のワーク、本当にお疲れ様でした。

「ソーシャルインパクトワーク」を通して、あなたが社会に対して与えたいポジティブな影響、つまり「貢献のパーパス」が明確になってきたのではないでしょうか。

このパーパスは、就職活動において、「なぜこの業界なのか」「なぜこの会社なのか」「入社して何をしたいのか」という、最も重要な質問に答えるための強力な武器となります。あなたの仕事が、単なる業務ではなく、あなたのパーパスを実現するための手段であると語れるとき、面接官はあなたの「本気度」と「熱意」を感じ取るでしょう。

「自分のパーパス、もっと深掘りしたい!」

「このパーパスを実現できる企業って、どんなところだろう?」

そう感じた皆さんへ。

私たち「あおもりHRラボ」は、皆さんが『なりたい自分』を明確にし、その実現に向けて行動できるよう、全力でサポートします。

【27卒の皆さんへ】

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明日、81日(金)は、これまでの3回のワークで描いてきた「なりたい自分(人格・能力)」「手に入れたいもの(ライフスタイル)」「社会に与えたい影響(貢献のパーパス)」の全てを統合し、あなたの「未来ビジョン」を仮完成させます。どうぞお楽しみに!

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