年末年始に強みを見つける

年末年始は、一年の締めくくりと新たなスタートを考える絶好のタイミングです。この期間をどのように活用するかによって、就活の成果に与える影響は大きく変わると思います。特に26年卒業予定のあなたにとって、今から取り組むべきことのヒントになればと思い、今週は、年末年始を有意義に活用して自分の強みを見つける方法「働くことの意味や価値」についても掘り下げてみます。

年末年始に強みを見つけるための自己分析

就活において最初の一歩となるのは、自分自身を知ることです。特に「強み」を発見し、整理する作業は、採用担当者に対するアピールの際に欠かせません。しかし、強みを見つけることは簡単ではありません。年末年始は、忙しい日常から解放され、自分と向き合う時間を確保するのに最適な期間ですから、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。

自己分析が重要な理由とは?

自己分析は、就活におけるすべての基盤となります。なぜなら、企業に応募する際、履歴書やエントリーシートでアピールする内容の多くが、自分の過去の経験やスキルに基づいているからです。さらに、面接でも「あなたの強みは何ですか?」や「それをどう活かしたいですか?」といった質問が多くなされます。これらの問いに答えるためには、自分の強みを具体的に理解し、言語化する力が求められるのです。

強みを発見するための3つの具体的な方法

1. 自分史を作成する

過去の経験を振り返り、自分が努力を重ねて達成したことや他者から感謝された出来事を書き出してみましょう。例えば、「文化祭の企画をリーダーとして成功させた」「アルバイトで新しい業務フローを提案して採用された」などです。これにより、どんな場面で自分が力を発揮できるのかが見えてきます。

2. 他者からのフィードバックを求める

自分だけで強みを見つけるのが難しい場合やそれでは少し客観性に欠けると心配ならば、あなたのことをよく知っている家族や友人、過去にお世話になった先輩や先生に、自分の良いところを聞いてみることをお勧めします。「あなたは責任感が強いね」「何事にも好奇心を持って取り組む姿勢が素晴らしい」など、意外な視点からの気づきが得られるかもしれません。実は、自己認識には2つあります。一つは「内的自己認識」といって、自分の内面をいかに明確に捉え、理解できているかということです。もう一つは、「外的自己認識」といいます。これはあなたのことを他者がどう見ているかを理解できているかということです。ですから、あなたをよく知っている人から忌憚ないフィードバックをしっかりもらうことはとっても重要なことで、ビジネス界で成功者と言われる方々の多くはこれがしっかりできている人物が多いのです。今だけではなく、これから先も自己理解を正しく理解しておくことが大切です。

3. 強み診断ツールを活用する

近年では、オンラインで利用できる強み診断ツールが充実しています。「クリフトンストレングス・テスト」や「グッドポイント診断」などを試してみると、自分では気づかなかった強みを客観的に知ることができます。この結果を自己分析に加えることで、より具体的なアピールポイントを見つけられるでしょう。

⒋ あおもりHRラボ主催のワークショップを活用する

「強み」の発見と理解、強みを自分の武器に磨くノウハウを学んでいただくワークショップを弊社ではご提供しております。ご要望にお応えするため、お客様が準備された会場へ講師が出向して実施する出張型サービスも対応可能です。これまでにサークルや大学の枠を越えた仲間のコミュニティなどで活用をいただいております。ご興味がございましたら、こちらの お問い合わせ からご連絡をくだされば詳細をご案内させていただきます。

強みを就活でどう活用できるか?

見つけた強みを就活で活かすためには、エピソードを通して伝えることが重要です。たとえば、「困難な状況でもチームをまとめるリーダーシップがある」という強みをアピールするなら、具体的なプロジェクトや課題解決の経験を述べましょう。そして、それを企業でどのように活かしたいかを説明することで、採用担当者に強い印象を与えられます。

この点が本当に重要なので、冒頭でお伝えしたように、過去の経験を振り返り、自分が努力を重ねて達成したことや他者から感謝された出来事を振り返ることを最初にしっかり取り組むことが必要になるのです。この部分は量と質の両方にしっかり時間を使うことが大切になってきますので、年末年始を活用して真摯にご自分と向き合ってみることを強くお勧めいたします。

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