25年卒 特徴

引き続き「25年卒本選考直前レポート」から一部を紹介します。今回は、25年卒学生の特徴として挙げられていたものを紹介します。

文系学生の志望職種は23年10月時点で首位だった「企画・マーケティング」が24年2月には「営業」と入れ替わりました。

理系学生の志望職種はエンジニアと研究開発を志望する学生が合わせて60%超で、23年7月から変わらず2強となっていました。

一企業における面接の志望回数としては、3回が過半数となっていました。一方で4回以上を志望する学生は5%を切る結果でした。


ジョブローテーション制に肯定的な学生が約6割存在していることが明らかになりました。その理由としては、「自身の適性を知りたいから」が多数で、業務を通じて適切な業種を定めたいという意識を持つ学生が多いことがわかりました。その他の学生の声として、「さまざまな領域を経験して自分の適性を見極めたいから」「実際にさまざまな仕事を体験してみないと適性がよくわからないから」「さまざまな業務ができた方が自己成長に繋がる。自分の向いている分野がわかる」が挙げられていました。

最後に就活において不快な思いをしたことがある学生から上がっていた声を紹介します。

不快な思いをした具体的な内容としては次のような学生の体験が紹介されていました。

インターンシップ

  • インターンシップにおいて、30分遅れてスタートしたこと(運営面)
  • オンラインのインターンにて接続環境が悪い人がおり、進行に影響が出たこと(運営面)
  • カリキュラム通りに行われなかった(運営面)
  • 選考のかかった数時間のグループワークはかなりハード(内容)
  • インターンシップの設計が甘く、参加者にほぼ全て委ねる内容でつまらなかった(内容)
  • インターンの内容が面白くない。長い。(内容)
  • インターンシップのとき、5日間も行ったのに放ったらかしにされたり、同じことばかりやらされた(内容)
  • グループワーク中、一部社員に居眠りや素っ気ない態度が見られた(社員の対応)
  • インターンシップで年配の男性社員が、別の女性社員に対し横暴に振る舞っていた(社員の対応)
  • 座談会で登場した社員さんの士気が全くなく、質問に対して「他の人に聞いてください」と言われた(社員の対応)
  • 担当の人の対応が適当だった(社員の対応)

企業説明会

  • 選考やインターンへの参加をしつこく勧められたり、それらの予約を半強制的に取らされた
  • 企業として何をしているか、おおざっぱには理解できたが、詳細や、社風などの説明が足りず、雰囲気が掴めなかった
  • 段取りが悪く、規定時間を超過した
  • 合同企業説明会での、強制的なイベントの予約やラインの登録が促される点

面接

  • 社員の方が質問に対して適当に回答されていて、志望度が下がった
  • 面接がつまらなかった。自分を理解しようとしてくれている姿勢を感じられなかった
  • 面接官の聞いてくることが、あまり意味のなさそうなことだったし、すごく人を睨んでいるように見えた
  • 面接官がガクチカを真っ向から否定した

就活中のパワーバランスは、自分<企業となる傾向がありますので、不快な思いをされた就活生の皆さんには、お気の毒としか言いようがないのですが、そんな企業を選択する必要はないので、サッサと次のアクションへ進めることが一番です。この時代になっても「昭和スタイル」のような思考や価値観のままで、社会の変化にまったく適合できていない人がおられることが残念です。

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