面接官を唸らす!就活で必要な論理的思考力とは?
皆さん、こんにちは!
「就活は情報戦!」というテーマで、昨日は「情報収集力」について深掘りしましたね。フェイク情報に惑わされず、質の高い情報を見極める力が、いかに重要か感じてもらえたでしょうか。
さて、今日は就職活動の基礎力の中でも、特に皆さんが「難しい…」「どう身につけたらいいか分からない…」と感じやすい「論理的思考力」に焦点を当てていきます。
- エントリーシート(ES)で自分の経験をまとめる時、なぜか説得力がないと感じる…
- 面接で「なぜそう思ったの?」「具体的にどうしたの?」と深掘りされると、すぐに言葉に詰まってしまう…
- グループディスカッションで、自分の意見がうまく伝わらない、議論をリードできない…
こんな経験はありませんか? これらの悩みは、もしかしたら「論理的思考力」がまだ十分に鍛えられていないことが原因かもしれません。
「論理的思考力」と聞くと、なんだか難しく聞こえるかもしれませんが、実は、日常生活でも無意識に使っている思考のプロセスなんです。今日の記事では、就職活動において「論理的思考力」がなぜ重要なのかを明確にし、面接官を「なるほど!」と唸らせるような、筋道を立てて考えるための具体的なヒントをお伝えします。この夏休みを、あなたの「考える力」を劇的にレベルアップさせるチャンスにしていきましょう!
1. なぜ『論理的思考力』が面接を制する鍵なのか?
『なぜ?』に自信を持って答える「思考の軸」
就職活動、特に面接では、皆さんの「思考プロセス」が非常に重視されます。面接官は、皆さんの「答え」だけでなく、「なぜその答えに至ったのか」「その時、何を考え、どう行動したのか」というプロセスを知りたいと考えているからです。
例えば、
- 「学生時代に最も力を入れたことは何ですか?」と聞かれ、エピソードを話した後、
- 「なぜそれに力を入れようと思ったのですか?」
- 「その課題に対して、具体的にどう考え、どんな解決策を実行したのですか?」
- 「その結果から、何を学びましたか?」
このように、面接官は「なぜ?」を繰り返して深掘りしてきます。ここで、もしあなたの思考に一貫性がなかったり、論理的な繋がりがなかったりすると、言葉に詰まってしまったり、「結局、何を言いたいの?」と面接官を混乱させてしまったりします。
「論理的思考力」とは、まさにこの**「なぜ?」に、筋道を立てて自信を持って答えられる『思考の軸』**を持つことです。複雑な情報を整理し、課題を明確にし、原因と結果を論理的に繋げ、効果的な解決策を導き出す力。これが、面接官が皆さんのポテンシャルを見極める上で非常に重視するポイントなんです。
『論理的思考力』は仕事で成果を出す「実践力」
「論理的思考力」は、就職活動の選考突破に役立つだけでなく、皆さんが社会に出て、どんな仕事をする上でも必要不可欠な実践力です。
- 新しい企画を考える時、顧客のニーズを論理的に分析し、具体的な提案に落とし込む。
- チームでトラブルが発生した時、冷静に原因を特定し、最適な解決策を導き出す。
- 上司や同僚に自分の意見を伝える時、分かりやすく、説得力のある説明をする。
これらのビジネスシーンで求められる能力は、まさに「論理的思考力」に裏打ちされています。この力を学生時代に磨いておくことは、皆さんが入社後にスムーズに業務に適応し、早期に成果を出すための大きな武器となります。
また、企業は論理的思考力を持つ学生に対し、「複雑な状況でも冷静に判断し、主体的に行動できる人物」「課題の本質を見抜ける人物」といった期待を抱きます。夏休み中にこの力を意識的に鍛えることで、就活だけでなく、皆さんの未来のキャリアにも大きな差がつくでしょう。
2. 夏休みに鍛える!あなたの『論理的思考力』UP講座
それでは、この夏休みに実践できる、あなたの「論理的思考力」を鍛えるための具体的な方法とワークに取り組んでいきましょう。
ワーク1:『ニュース記事を深掘り!』「なぜ?」を繰り返す練習
日々のニュース記事を「論理的思考力」を鍛える教材として活用してみましょう。特に、社会問題やビジネスに関する記事を選んでみてください。
ポイント:
- 記事の内容を鵜呑みにせず、「なぜそうなっているのか?」「他にどんな要因があるか?」と問いかけましょう。
- 記事に書かれている結論に対し、「本当にそれが最善策か?」「他に選択肢はないか?」と考えてみましょう。
- 結論に至るまでの「論理の飛躍」がないか、客観的にチェックしましょう。
【ワークシート例:ニュース深掘り&「なぜ?」思考】
ニュースのタイトル / 概要 | 掲載元 / 日付 | 記事の「結論」や「主張」 | その結論に至る「根拠」(記事から読み取る) | あなた自身の「なぜ?」 / 疑問点 | あなたならどう考える? / 他の可能性 |
(例:コンビニ業界、24時間営業見直しが加速) | (例:日本経済新聞 / 6月25日) | (例:人手不足と収益性悪化のため、深夜営業を短縮・廃止する動きが加速している。) | (例:・深夜の来客数減少で採算が合わない。・従業員の確保が困難。・働き方改革への社会的な要請。) | (例:・なぜ今まで24時間営業を続けてきたのか?・人手不足の根本原因は?・深夜営業のニーズは本当になくなったのか?) | (例:・深夜無人店舗化、省力化技術導入。・特定時間帯のみロボット対応。・深夜料金導入で人件費をカバー。) |
… |

このワークを日常的に続けることで、物事を多角的に捉え、表面的な情報だけでなく、その背景にある因果関係を深く考える力が養われます。
ワーク2:『自分の経験を分解!』STARメソッド+「なぜ?」
前回の連載で「成功体験」を深掘りするために使ったSTARメソッドを、さらに「論理的思考力」を鍛えるために活用します。
ポイント:
- あなたの「行動(Action)」に対して、徹底的に「なぜその行動を選んだのか?」「その時何を考えたのか?」と問いかけましょう。
- 感情や感覚で行動した部分も、「なぜその感情が生まれたのか?」と深掘りしてみましょう。
- 結果(Result)がなぜそのようになったのか、あなたの行動と結果の因果関係を明確にしましょう。
【ワークシート例:STARメソッド+「なぜ?」の深掘り】
経験のタイトル: (例:〇〇部の新人育成) |
Situation(状況):どんな状況でしたか? |
Task(課題):どんな課題や目標がありましたか? |
Action(行動):その課題に対し、あなたは「具体的に」どんな行動を取りましたか?<br>(例:新人一人ひとりと個別に面談し、不安や悩みを丁寧に聞き出しました。) |
なぜそのActionを選んだの?(思考の深掘り)<br>(例:なぜ個別に面談したの? → 「全体の前では言いにくい本音があると思ったから」<br>なぜ本音を引き出そうと思ったの? → 「相手が何を考えているか分からないと、適切なサポートができないと思ったから」<br>なぜそう思ったの? → 「私自身が、過去に悩みを一人で抱え込んで失敗した経験があったから。その経験から、本音を引き出すことの重要性を学んでいたから。」) |
Result(結果):その結果どうなりましたか?何を学びましたか? |

このワークを通じて、あなたの過去の経験が、単なるエピソードではなく、論理的な思考と行動のプロセスに裏打ちされた「強み」として、面接官に具体的に伝えられるようになるでしょう。
日常でできる『論理的思考』トレーニング
「論理的思考力」は、特別な勉強をするだけでなく、日々の意識で鍛えることができます。
- 「AだからB」の繋がりを意識する: 友人との会話や、SNSの投稿などでも、「この人はなぜそう言っているんだろう?」「この意見の根拠は何だろう?」と考えてみる。
- 自分の意見を「3つのポイント」でまとめる: 何かを説明する時、意識的に「ポイントは3つあります」と前置きして話す練習をする。
- ニュースや本の内容を「要約」してみる: 情報をインプットした後、「結局、何が言いたかったのか?」を自分の言葉で簡潔にまとめてみる。
このような小さな習慣が、あなたの論理的思考力を着実に高めていくはずです。
まとめ:この夏、論理的思考力を磨き、面接官を「唸らす」あなたへ!
27卒・28卒の皆さん、「論理的思考力」は、就職活動において、そして社会に出てからも、皆さんのキャリアを力強く推進する重要な基礎力です。
面接で「なぜ?」と聞かれても動じない「思考の軸」を築くこと、そして、自分の考えを筋道を立てて分かりやすく伝えることは、納得のいく内定を掴むための必須スキルと言えるでしょう。
夏休みは、この記事で紹介したワークを通じて、あなたの「論理的思考力」を飛躍的に向上させる絶好のチャンスです。
「論理的に考えるのが苦手…どうしたらいい?」
「自分の思考を、もっと深掘りしたい!」
「面接で、自信を持って自分の強みを伝えたい!」
そう感じた皆さん、ご安心ください!私たちは、あなたの論理的思考力を鍛え、納得のいく就職活動を全力でサポートします。
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さあ、この夏、論理的思考力を磨き上げ、自信を持って未来を切り拓く一歩を踏み出しましょう!私たちは、皆さんの「善くはたらく」未来を、心から応援しています!