皆さん、こんにちは!
昨日の記事では、面接官を「なるほど!」と唸らせるための「論理的思考力」についてお伝えしましたね。「なぜ?」と深掘りされても困らない、筋道を立てて考える力が、いかに就職活動、そして社会に出てからも重要か、理解できたでしょうか。
さて、今日はその「論理的思考力」と並んで、就職活動で皆さんの「最高の私」を企業に届けるために欠かせない、『言語化能力(書く・話す)』に焦点を当てていきます。
- エントリーシート(ES)で、自分の経験や強みをどう表現すればいいか分からず、手が止まってしまう…
- 面接で、頭の中では言いたいことがあるのに、なぜか言葉に詰まってしまったり、支離滅裂な話し方になってしまったりする…
- グループディスカッションで、せっかく良いアイデアが浮かんだのに、うまく言葉にできず、周りに伝わらない…
こんな経験、ありませんか?
これまで皆さんは、自己理解を深め、自分自身の「強み」や「価値観」、「やりたいこと」を見つけてきました。また、その思考を整理する「論理的思考力」も鍛え始めています。しかし、どんなに素晴らしい「自己」があっても、それを企業の人事担当者や面接官に「伝わる言葉」で表現できなければ、その価値は半減してしまいます。
今日の記事では、就職活動における「言語化能力」の本当の意味と、あなたの魅力を最大限に引き出し、「自己PRが伝わる!」と面接官に思わせるための具体的なヒントをお伝えします。この夏休みを、あなたの「書く力」と「話す力」を劇的にレベルアップさせるチャンスにしていきましょう!
1. なぜ『言語化能力』が就活の「結果」を左右するのか?
『言語化能力』はあなたの『魅力を解き放つ鍵』
就職活動のほとんどの場面で、皆さんは「言葉」を使って自分を表現します。
- ESで「書く」力: 限られた文字数の中で、あなたの個性や強み、志望動機を簡潔かつ魅力的に伝える必要があります。ここで「何となく」「当たり前」の言葉を選んでしまうと、多くの応募書類の中に埋もれてしまい、あなたの魅力が伝わりません。
- 面接で「話す」力: 面接官との対話を通じて、あなたの人柄や思考力、コミュニケーション能力が試されます。頭で考えていることを、適切な言葉遣いと声のトーンで、相手に分かりやすく伝える力が求められます。
この「言語化能力」は、まさにあなたの持つポテンシャルや「最高の私」を、企業に理解してもらい、選考突破へと繋げるための『魅力を解き放つ鍵』なのです。
論理的思考力が「考える力」だとすれば、言語化能力は「伝える力」。この二つが掛け合わさることで、あなたのメッセージはより強力になり、面接官の心を動かすことができるでしょう。
『伝わる言葉』は信頼と共感を生む
企業が採用活動を通じて知りたいのは、単なる学歴や資格だけではありません。「この学生は、論理的に考え、自分の意見を明確に伝えられるか?」「相手の意図を汲み取り、適切にコミュニケーションが取れるか?」といった、ビジネスの基本となるコミュニケーション能力を重視しています。
「伝わる言葉」を操れる人は、相手に信頼感を与えます。「この人なら、顧客と円滑に交渉できるだろう」「チーム内で建設的な議論ができるだろう」と、入社後の活躍イメージが湧きやすくなるのです。
また、あなたの経験や考えを具体的に、感情を込めて言語化できると、面接官はあなたに共感しやすくなります。「ああ、この学生はこういう経験をして、こんな風に感じたんだな」と、単なる情報ではなく、「あなたという人間」に魅力を感じてもらえるようになるでしょう。
夏休みは、この「伝わる言葉」の力を意識的に磨き、あなたの魅力を最大限に引き出すための実践的なトレーニング期間にしていきましょう。
2. 夏休みに鍛える!あなたの『言語化能力』UP講座
それでは、この夏休みに実践できる、あなたの「言語化能力(書く・話す)」を高めるための具体的な方法とワークに取り組んでいきましょう。
ワーク1:『自分の言葉で言い換える』練習
「言語化能力」の第一歩は、インプットした情報を「自分の言葉」でアウトプットする練習です。特に、抽象的な概念や専門用語を、誰にでも分かりやすい言葉で言い換える力を養いましょう。
ポイント:
- 新聞記事や専門書、Webサイトなどで、難解なテーマや専門用語が出てきた時に、それを「中学生にも分かるように説明する」つもりで、自分の言葉で言い換えてみましょう。
- 友人や家族に、最近学んだことや興味を持ったニュースを「分かりやすく教えてあげる」練習をしてみましょう。
【ワークシート例:専門用語を「自分語」に変換】
専門用語 / 抽象的な概念 | ざっくりした意味(辞書など) | 「中学生にもわかる」あなたの言葉での説明 | 就活のどこで活かせそうか? |
(例:DX(デジタルトランスフォーメーション)) | (例:企業がデータやデジタル技術を活用して、製品やサービス、ビジネスモデルを変革すること。) | (例:会社が、パソコンとかAIとかのデジタルな技術を使って、昔からのやり方をガラッと変えて、もっと便利で新しいサービスを作ることだよ!例えば、手書きの書類を全部アプリで管理したり、AIがお客様の好みを知ってオススメ商品を教えてくれたりするイメージかな。) | (例:IT企業の志望動機で「貴社が進めるDXにより、社会の生産性を向上させたい」と話す際、具体的なイメージで説明できる。) |
(例:SDGs(持続可能な開発目標)) | (例:貧困や飢餓、環境問題など、2030年までに達成すべき国際的な目標。) | (例:地球と人類がずっと幸せに暮らしていくために、世界中の国が「こういう問題を解決しよう!」って約束した17個の目標のこと。ゴミを減らすとか、みんなが学校に行けるようにするとか、いろいろあるよ。) | (例:社会貢献性の高い企業を志望する際、自分の価値観とSDGsへの関心を結びつけて語れる。) |
… |


この練習を繰り返すことで、複雑な情報も整理し、分かりやすく伝える力が飛躍的に向上します。
ワーク2:『自己PR・ガクチカを「声に出す」』練習
エントリーシート(ES)で書いた内容や、面接で話したい自己PR・ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を、実際に「声に出して」話してみる練習は、言語化能力を磨く上で非常に効果的です。
ポイント:
- 自分のESや自己PRを、誰かに聞かせるつもりで、声に出して読んでみましょう。
- スマートフォンなどで録音・録画し、後で聞き返してみましょう。「間合いは?」「声のトーンは?」「論理的に伝わるか?」「もっと良い表現はないか?」と客観的に分析できます。
- 家族や友人など、身近な人に聞いてもらい、フィードバックをもらいましょう。「分かりにくかった点」「もっと聞きたかった点」などを聞くことで、新たな気づきが得られます。
【ワークシート例:自己PR・ガクチカ音声化チェック】
項目 | チェックポイント(〇×△) | 改善点 / 気づき |
全体の構成 | 結論から入っているか? | |
STARメソッドなど、論理的な流れになっているか? | ||
言葉選び | 専門用語やスラングを使っていないか? | |
抽象的な表現ばかりになっていないか?(具体例を入れられているか?) | ||
ポジティブな言葉を使えているか? | ||
話し方(面接想定) | 声の大きさ・トーンは適切か? | |
話すスピードは適切か?(早すぎないか、遅すぎないか) | ||
「えー」「あのー」などの口癖がないか? | ||
自信を持って話せているか? | ||
伝わりやすさ | 相手に理解してもらえるか?(誰かに聞いてもらう) | |
自分の魅力が伝わっているか? |


何度も練習し、フィードバックをもらうことで、あなたの言葉は磨かれ、自信を持って面接官にアピールできるようになるでしょう。
まとめ:この夏、言語化能力を磨き、あなたの魅力を「解き放つ」!
27卒・28卒の皆さん、「言語化能力」は、就職活動においてあなたの「最高の私」を企業に届け、選考を突破するための非常に重要な基礎力です。
夏休みは、この記事で紹介したワークを通じて、あなたの「書く力」と「話す力」を飛躍的に向上させる絶好のチャンスです。
「ESの書き方が分からない…」
「面接で自分の話が伝わらない…」
「もっと自信を持ってアピールしたい!」
そう感じた皆さん、ご安心ください!私たちは、あなたの言語化能力を高め、納得のいく就職活動を全力でサポートします。
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さあ、この夏、言語化能力を磨き上げ、あなたの魅力を最大限に「解き放つ」一歩を踏み出しましょう!私たちは、皆さんの「善くはたらく」未来を、心から応援しています!