近年の就活生の就活を観察していると通り一遍の知識やスキルでは内定を得ることが厳しくなっているように思います。確かに、企業では人不足が軽々課題の1つになっているのは事実ですが、だからといって採用で人数合わせをするようなアホな企業はないのです。
労働者人口が減少しているからこそ、今のAI時代は、効率性や効果性が高い採用に苦心しているのです。つまり、人的質を見極めているということです。
学生優位である売り手市場と言われていますが、業種によっては求人倍率が全く異なっているのが現状です。
小手先のテクニックではなく、学生自らの意志と努力で不確実性を乗り切る、人間力が問われるのが現在の就活だと思います。それは、就活における敗者と勝者の境界は人間力だ、といっても過言ではないと考えています。
政府は人間力について、「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」と定義(人間力戦略研修会報告書2003年・内閣府)しています。25年卒の学生の立場に立ては、「社会において自らのキャリアをどう組み立てていくか、そのためにまずは、目前の就活に全力を尽くせるかどうか」が鍵ということです。
人間力とは、企業にアピールするものではなく、社会に出ている自分を磨き、二度とない自身の人生を自分らしく豊かに生きるためにするものです。なので、単に人間力の有無や高低で評価するものではありません。その力を高め強めるために、あなたは何を目的としてどんな努力(行動)をしているか(したか)を問うのが、採用のプロです。
余談になりますが、この人間力が乏しいので派閥で群れ、強がって生きながらえようとしている政治家には早く退場をいただきたいものです。
ある調査によると25年卒の9割が既に就活をスタートされているようです。ぜひ、年内にあなた自身の人間力について、これから何をどのように努力することが求められているのかを考察されてみてはいかがでしょうか。
さて、本年の投稿は本日が最後となります。新年は1月9日より投稿を再開いたします。
皆様には本年も大変お世話になり、ありがとうございました。おかげさまで無事に年の瀬を迎えることができました。これもひとえに皆さまのお力添えによるものと感謝しております。
来年も一層のご満足をいただけるよう、サービス向上を目指してまいります。引き続きよろしくお願いいたします。