不確実な経済的、政治的、社会的環境のなか、地方の中小企業は多くの課題に直面しています。さらにコロナ禍がビジネスの世界でも価値観の転換をもたらしました。
働き方が変わり、社内外のコミュニケーションが変わりました。さらに採用活動(学生にとっては就職活動)も過去に経験のしたことがないものへと変わりました。
インターンシップや就職活動は「ネットでエントリー」がスタンダードになりました。学生と企業担当者が対面する機会が減り、実際に企業へ足を運び職場や働く人の姿を見ることで、組織文化や社風を体感する機会も少なくなっています。
ほとんどのことがインターネットで済ませられる今だからこそ「対話する」価値が再認識されています。直接に会って話してみる、聞いてみるからこそ見えてくるものがあることを人事の仕事を通して理解しています。
近年のインターンシップは、1dayで実施するプログラムに人気があるようです。事業概要や職場の雰囲気を知るだけなら十分なのかもしれません。
しかし地方で地元就職を志望する学生にとっては、「働く大人たちが、どんな思いで日々働き、どんなやり甲斐や誇りを持っているのか」や「この地で働き、暮らしていくことへのイメージを膨らませる」に十分な情報を得ることも職業体験の一環として大切な要素であると私たちは考えます。
あおもりHRラボ流インターンシップとは、単に多くの学生に出会うことや人材の囲い込みを目的として開催するイベントではありません。このプロジェクトは、青森県内での就職を希望する学生に「将来役立つ経験ができる場を提供し、その若者たちが社会に出て活躍することが、未来の地域の活性化につなげたい」という想いを共有する有志企業と学生がつながる場となることを目的としています。
少子高齢・若者の地方離れ・景気低迷など、地方で事業経営をするものにとっては実に厳しい環境ですが、このプロジェクトに参加する企業は規模の大小にかかわらず、単に雇用を増やすことではなく「人を育てる」ことが、青森の活性化や地域社会の貢献につながることを信じております。
対象となる学生
- 大学生・短大生・専門学生・高等専門学校生
- 高等学校生(一部)
実習受け入れの時期
- 夏季インターンシップ 7月~9月
- 冬季インターンシップ 12月~2月
受け入れまでの流れ
- 夏季は5月中旬頃、冬季は10月中旬頃に開催する「マッチングセミナー」で、学生と面談を行った上で、学生がインターンシップを希望する企業に申し込みをします。
- 当プロジェクトの趣旨に賛同いただいた企業様に優先参加をいただきます。
- インターンシップの受け入れや実習プログラムなど、ご不明な点やご相談はお問い合わせフォームより承ります。